『釣!浜名湖』をご覧いただきありがとうございます!
記事内容は、ポイントの詳細からはじまり、季節ごとに釣れやすい魚と方法などをまとめています。
本記事は「中之島」と「渚園」を紹介しています。
2箇所は隣接しており、干潟になるエリアもあってウェーディングと投げ釣りがメインです。
季節で動く魚の通り道なので、シーズン開幕を告げやすいポイントといえます。
- 中之島の基本情報
- 中之島でおすすめのシーズン・何が釣れるのか
- 渚園の基本情報
- 渚園でおすすめのシーズン・何が釣れるのか
- 周辺情報
中之島の基本情報
ガーデンパークから南方面か、弁天島から北方面に浜名湖大橋があり、その中間にある小島が中之島です。
- ポイント名:中之島(なかのしま)
- 所在地:静岡県浜松市中央区舞阪町弁天島
- アクセス方法:東名「浜松西IC」から車で約23分。国道1号線バイパス「新居弁天IC・馬郡IC」から車で20分ほど。
- 駐車場:有(分離帯があるため上下線で分かれている)
- トイレ:中之島にトイレはなく、東にある雄踏総合公園と総合体育館を利用。
- 近くの釣具店:弁天島釣りセンター、フィッシング沖
- 近くのコンビニ:セブンイレブン浜松湖西店、ローソン浜松雄踏宇布見店
駐車場は島にありますが、分離帯で一方方向からしか入れないので注意。
夏の週末や連休時は潮干狩り客が多く訪れるポイントです。
特に8~9月は混みやすく、駐車場が空いてないこともままあります。
中之島で停めれないさいは、東側の雄踏総合公園か、渚園の有料駐車場を利用するのがおすすめです。
中之島の特徴
中之島は小島ですが、周囲は高さ3m近くの堤防で護岸されています。
東側に階段があって、砂浜に降りることができます。
ここが魚釣りと潮干狩りでもっとも人気になるエリア。
島の全周が釣りポイントにはなるものの、堤防下は部分的に狭くなっており、護岸上から投げたほうがやりやすい箇所もあります。
ウェーディングは西側を除いて、南北の広く浅いエリアがおすすめですね。
中之島の西側は、干潮になると大きな干潟が形成されます。
いっけん渡れそうですが、手前に航路があるため、泳ぐか渡船じゃないと無理です。
航空写真で海の砂っぽい箇所は、干潮時に露出するため、潮干狩りをすることもできます。
もしする場合は、浜名湖の潮干狩りルールに則り、正しく楽しく行うようにしましょう。
- エサ釣り:春・秋から初冬
- ルアー釣り:ベストは秋
中之島でシーズンごとに釣れやすい魚

- 春:キビレ、シーバス
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キビレもシーバスも3月頃からシーズンイン。エサもルアーもOK。ルアーは中層下をじっくり探れるものが欲しいところ。
- 夏:キビレ、シーバス、キス
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雄踏大橋付近は潮干狩り客だったりファミリー層が多い。静かにゆっくり釣りをしたいなら北側がおすすめ。エサで投げ釣りのほうがいろいろ釣れて楽しいかも。
- 秋:ハゼ、キビレ、シーバス、キス
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ハゼは北側で立ち込みして浅瀬をのべ竿で探る。航路近くに投げればキス他が釣れやすく、稀にカワハギ。キビレとシーバスは日中でもいいけど、夜のほうがサイズは期待できる。
- 冬:カレイ
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陸からカレイを狙える貴重なポイント。一箇所を狙い続けるよりも、北から南まで広く探り、魚を探しながら投げまわるほうが効率的。
中之島でメインの対象魚はキビレとシーバスで、投げ釣りでもルアーでも等しくチャンスがあります。
エサ釣りは夜のほうが有利で、投げ釣りが向いているものの、北と西側は電気ウキも可能です。
ルアーは沈むルアーがおすすめで、底が砂地で根掛かりリスクがないため、シンキングペンシルのボトムドリフトが万能です。
エサで釣れる魚とおすすめタックル
中之島の投げ釣りは、航路のカケアガリ狙いが基本です。
対象魚 | キビレ |
---|---|
おすすめエサ | 青ジャムシ、ユムシ、カメジャコ |
おすすめタックル | オモリ負荷10~20号の投げ竿。ブッコミ仕掛け。 |
潮が動いているタイミングは、かなり流れが速くなるポイントなので、仕掛けが流されにくい対策が必要です。
リールの道糸をPE0.8号にしたり、オモリは20号近くのナス型かスパイク型を選ぶといいでしょう。
エサは青ジャムシで色々釣れますが、秋にキビレのサイズ狙いをするならユムシがおすすめ。
ルアーで釣れる魚とおすすめタックル
中之島でルアー釣りをするなら、ウェーダー履いて航路手前までいきキャストがおすすめ。
対象魚 | キビレ、シーバス |
---|---|
おすすめルアー | レンジバイブ、シンキングペンシル |
おすすめタックル | 8ft前後のシーバスロッド |
基本的に、航路のカケアガリを丁寧に探るスタイルが向いています。
そのため、全層通せるルアーが万能となり、特にシンペンはスレに強いため、繰り返しキャストする時におすすめです。
島のシャロー帯は満潮以外だと干潟になるので、もしトップゲームをするなら、渚園の周囲がおすすめです。
渚園の基本情報
渚園へのアクセスは、浜名湖大橋から南へ行くか、弁天島からのルートになります。
駐車場への入口は信号のある交差点から。有料ですが「1回400円」と良心的。
- ポイント名:渚園(なぎさえん)
- 所在地:静岡県浜松市中央区舞阪町弁天島5005-1
- アクセス方法:東名「浜松西IC」から車で約23分。国道1号線バイパス「新居弁天IC・馬郡IC」から車で20分ほど。JR弁天島から徒歩15分ほど。
- 駐車場:有(有料:1回400円)キャンプ利用は申し出れば1泊につき無料券1枚。
- トイレ:施設内に有り
- 近くの釣具店:弁天島釣りセンター、あけぼの釣具店
- 近くのコンビニ:ファミリーマート浜名湖弁天島店、セブンイレブン浜松雄踏西店
渚園の特徴
渚園はキャンプ場と屋外ライブに、イベントなどで知っている人が多いかも。
「魚釣りはどうなの?」といわれると、キビレとクロダイのトップゲームが有名です。
場所によってウェーダーが有利になりますが、靴が濡れない程度でも十分釣りはできます。
ポイント自体はルアーが有名ですけど、投げ釣りも負けていません。
夏から秋にかけては、日中はルアーが多く、夜はエサ釣りが多くなる印象。
冬から春にかけてはそれが逆転し、冬はカレイの好ポイントでもあります!
渚園でシーズンごとに釣れやすい魚

- 春:キビレ、シーバス
-
安定して釣れだすのは3月頃から。エサよりもルアーで航路など、深い場所を広く転がして魚を探すスタイルが向いている。
- 夏:キス、キビレ、クロダイ、シーバス
-
ルアーのトップゲームは最盛期。投げ釣りは3本針仕掛けで、キスをふくめた五目釣りを狙える。北と南は夜の電気ウキ釣りが面白い。
- 秋:キス、キビレ、クロダイ、シーバス
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奥浜名湖から落ちてくるキビレ・クロダイ・シーバスを、夜のエサ釣りで狙いやすい時期。待ちならエサが有利で、時合など短時間勝負ならルアー。
- 冬:カレイ
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渚園の東西にある開けた場所で、航路のカケアガリに投げ入れて待ちの釣り。短時間勝負なら、潮止まり前後に航路を広範囲に狙う。
渚園でもっとも人気なのは、初夏から秋にかけてのトップゲーム。
深く入る場合は、クラゲやエイの危険性があるので、ちゃんとした胴長(ウェーダー)を装着しましょう。
- エサ釣り:春から秋にかけて
- ルアー釣り:夏から秋にかけて
エサで釣れる魚とおすすめタックル
渚園は陸からカレイが狙える数少ないポイントです。
対象魚 | カレイ |
---|---|
おすすめエサ | 青ジャムシ、弁天ジャムシ |
おすすめタックル | オモリ負荷20号前後の投げ竿。カレイ用3本針仕掛け。 |
周囲の航路が全てポイントになりますが、東西の航路は流れが速くなるので、仕掛けが流されにくい工夫で対策しましょう。
エサは青ジャムシで良く、数匹を房掛けしてアピールを強めるのが効果的。
弁天ジャムシは釣果実績はあるものの、高価だからエサ取りにやられると精神にくるので、冬でこそ使うべきエサかもしれない。
もし虫エサが残っても、塩漬けにして冷凍保存することで、春以降のキスシーズンに使えますよ!
ルアーで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | キビレ、クロダイ |
---|---|
おすすめルアー | ポッパー、ペンシルベイト |
おすすめタックル | 8ft前後のシーバスロッド |
渚園は陸からのトップゲームでキビレが有名なポイントです。
西エリアはウェーディングがおすすめ。
夏から秋にかけては、昼も夜も問わず何かしらチャンスはあるでしょう。
トップも有名すぎてスレ気味な時期もあるので、フォローにシンキングペンシルだったり、ダートできるSミノーも用意しておくと幅が広がります。
中之島・渚園の周辺情報
渚園でキャンプしながら、釣りをしつつBBQはあこがれますね。
とはいえ、週末や連休中はなんらかのイベントが開催されており、静かに釣りとキャンプを楽しみたいのなら、平日がおすすめです。
週末はタイミングが合えば、キッチンカーの出動に出会ってグルメを堪能できることも。
同敷地内には、浜名湖に生息する魚たちが観察できる水族館の「ウォット」があります。
浜名湖で釣れる魚も展示されているので、生態を学ぶキッカケにもなるし、(釣りをしながら)子どもの自由研究ネタにも丁度いいかもしれません。
魚釣りで邪魔なエサ取りのフグも、水槽越しで見ると可愛いいですよ。
近隣の食事処はうなぎ料理が多めで、弁天島の「浜菜坊」「山本亭」は冬限定で牡蠣カバ丼を提供しています。
うなぎ料理だと雄踏大橋を渡った先にある「はじめ」が有名ですね。
中之島・渚園のまとめ!
中之島と渚園は釣人以外も集まるエリアなので、時期によってはレジャー組との関わりも大事です。
特に大型連休は、イベントも絡んで駐車場が空いてないこともありますし、ライブと重なればそれどころじゃないほど混雑します。
もしそういうタイミングでしか行けない場合は、朝早くか夜遅くにインすることを勧めます。
釣り場を綺麗に保つため、自分で出したゴミを持ち帰るのはもちろん、目についた他のゴミも拾うことが、ポイントとアングラーを守ることに繋がります。
ルールとマナーをしっかり守り、楽しい釣り体験をしてみてください!
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