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記事内容は、ポイントの詳細からはじまり、季節ごとに釣れやすい魚と方法などをまとめています。
本記事は、あらゆる釣りで楽しめる「網干場(舞阪漁港)」について紹介しています。
- 網干場(舞阪漁港)の基本情報
- ポイントの特徴
- シーズンごとに釣れやすい魚
- エサとルアーでおすすめのタックル構成
- 周辺情報とまとめ
網干場(舞阪漁港)の基本情報
- ポイント名:網干場(あみほしば)
- 所在地:静岡県浜松市中央区舞阪町舞阪
- アクセス方法:東名「浜松西IC」から車で30分以内。国道1号線バイパス「馬郡IC(下りのみ)」から10分、「新居弁天IC(上下線)」から15~20分程度。
- 駐車場:有料1回410円。約400台。
- トイレ:駐車場に有り
- 近くの釣具店:荒川釣具店、あけぼの釣具店
- 近くのコンビニ:セブンイレブン浜松舞阪店、ファミリーマート浜名湖弁天島店
網干場は今切口の東側にある広々とした堤防のこと。
開けた場所は漁業関係者が網を干すため、一般人や釣り人が車で立ち入ると、作業の邪魔をするだけでなく、不法侵入になるので絶対にやめてください。
釣りは堤防際でやるわけですが、漁船や大型船が停泊していることもあります。
係留ロープに仕掛けやルアーが引っかかり、残されたままにすると、関係者が怪我をする原因になりますし、実際に被害が出ています。
もし仕掛けを残してしまった場合は、船の持ち主に連絡するか、漁業関係者に通達するなどして、自ら後始末をするように心がけましょう。
漁港付近が釣りポイントですから、法律・条例・マナーを守ることが大前提です。
現在の舞阪漁港内はほぼ全面釣り禁止で、網干場は”ギリギリ許されている場所”と認識してください。
釣りポイントの特徴
網干場は広い堤防で、場所によって微妙に様相が変わるから、釣りのやり方が多種多様になるのが特徴です。
堤防際は沈み石が5m先くらいまであって、魚が隠れやすい岩礁帯が形成されています。
沈み石の先にエサを届けると「クロダイ・メジナ・シーバス」が釣れやすく、石の上や中は「メバル・カサゴ」を狙えます。
その先は砂地なので、投げ釣りは全域で「キス・カワハギ・タコ・カレイ」を狙うことができます。
さらにルアーとサビキ釣りなら、「ワカシ(ブリの子ども)、カマス、アジ、サバ、イワシ、タチウオ、サゴシ(サワラの子ども)、ヒラメ、マゴチ」などが狙えます。
通年で何かしら釣ることができるため、浜名湖内でも少ない、オールシーズンで釣りができるポイントです。
ただし、冬は真正面から強い風が吹き付けるため、人間が先に折れやすいです。
- 春:投げ釣りとルアー
- 夏:前打ち、投げ釣り、サビキ釣り、ルアー
- 秋:前打ち、ウキフカセ、投げ釣り、サビキ釣り、ルアー
- 冬:ダンゴ釣り、前打ち、投げ釣り、ルアー
シーズンごとに釣れやすい魚
- 春:クロダイ、メジナ、カレイ、メバル、カサゴ、シーバス、ヒラメ
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本格的な釣りシーズンのスタートは、カレイとメバルの釣果が減りはじめ、クロダイ・キビレ・シーバスの乗っ込みがはじまる3月頃から。
- 夏:クロダイ、メジナ、シーバス、タコ、ワカシ、マゴチ、サバ、イワシ
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夏の始まりはタコ釣りから。梅雨入り後からサバ・イワシを見るようになり、サビキ釣りも盛況に。コマセのおかげで木っ端グレ(メジナ)も元気。ワカシ到来イベントは7月頃。
- 秋:クロダイ、メジナ、シーバス、ワカシ、タチウオ、カマス、マゴチ、アジ、サバ、キス、カワハギ、コウイカ
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エサとルアーどちらでも釣りやすい時期。日中は堤防際でクロダイ、投げればキスとカワハギ。夜はシーバスのサイズに期待しつつ、アジとカマスも狙えるようなタイミング。最盛期は10月。
- 冬:カレイ、ヒラメ、サゴシ、クロダイ、メジナ、メバル、カサゴ
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人間的に厳しい時期でも、海の中はそこそこ元気。クロダイとメジナは前打ちかダンゴ釣り。サゴシ到来イベントは1月過ぎたころ。メタルジグなら同時にヒラメも狙えるからお得感がある。
網干場で混みやすいのは春と秋の釣りシーズン。
日中はエサの投げ釣りが多く、夜はルアーのほうが多くなる傾向は、釣れる対象魚を見れば納得すると思います。
流れは上げよりも下げで影響を受けやすく、新居側よりも流れ自体は緩い特徴があります。なので投げ釣りは網干場のほうがやりやすい。
エサで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | クロダイ、メジナ |
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おすすめエサ | カニ、青ジャムシ、オキアミ、サナギ |
おすすめタックル | 7mの振出で前打ちか、5.4mの磯竿でウキフカセかダンゴ釣り |
クロダイとメジナは、通年で釣ることができます。
盛期は春から秋で、冬は少なくなるものの、居ないわけじゃないからチャンス次第。
網干場でも西側がおすすめで、沈み石があるエリアで、その先に仕掛けを底付近まで落とすことが大事。
7mの磯竿があれば、胴付き仕掛けで美味しい棚にエサを届けやすく、オキアミで30cm前後のメジナがよく釣れる。
漁港に近い東側ほど、投げ釣りに向いている砂地が広がっており、キス・カワハギ・カレイ狙いはこちら。
投げ釣りは夏から秋がおすすめ!三本針にジャムシをつけて投げれば、キス・カワハギ以外にも、いろいろな魚に出会えるのが面白い。
ルアーで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | シーバス |
---|---|
おすすめルアー | 9~12cmのFミノー、レンジバイブ、シンペン |
おすすめタックル | 9ft前後のシーバスロッド |
シーバス狙いなら春と秋の夜釣りがおすすめ。
どちらもサイズ狙いが主体で、戻りと落ちの食い気ある魚を狙うことになる。
水深があるのでレンジコントロールが重要に。
魚は沈み石沿いを泳ぐことが多いから、真正面に投げるよりも、斜めにキャストして広く探ることが大事なんだけど、人が多いと難しいから状況次第。
秋の夜は稀にタチウオ・カマスも混じるので、15gくらいのジグもあるとチャンスを逃がしにくい。
厳寒期はメバルとカサゴのロックフィッシュ狙いもアツイ。アジもたまに釣れるので、ワームを使って岸壁近くを探り歩く。
周辺情報
舞阪漁港では例年5月と6月に「えんばい朝市」が開かれます。
朝7時から開始なのに、5時頃から列が生まれるほどの人気朝市。
その理由は、獲れたての激安生しらすと、新鮮な魚たちにあります。
生しらすは新鮮であればあるほど、甘くて美味しいから、えんばい朝市で買って帰り、すぐ生しらす丼に仕上げたものが、一番美味しいものといえますね。
他にも目新しい地域特産のものや、キッチンカーなどが出店していたり、初夏の一大イベントになっています。
舞阪漁港の周辺は、水揚げされた魚介を扱う飲食店も多く、ランチタイムは賑わいます。
おすすめは「魚あら」で、デカくてボリュームある海老天丼やかき揚げは、観光で立ち寄った人がインスタでビビってることが多いですね。
網干場のまとめ!
- 漁港付近のポイントなので、漁業関係者に迷惑をかけないこと
- 釣りがしやすいのは春と秋で、魚種も多く釣果も期待できる
- 沈み石が多い西側はクロダイなどの前打ちエリア
- 西側は砂地が広くキス・カワハギが狙える投げ釣りエリア
- なんだかんだ1年中、何かしら釣ることができる数少ないポイント
網干場はムラはあるものの、年間通して何か釣れるポイントです。
1箇所で「前打ち」「ダンゴ釣り」「ウキフカセ」「電気ウキ」「投げ釣り」「ブッコミ」「ルアーキャスティング」「サビキ釣り」「ヘチ釣り」「テクトロ」などなど、様々な釣り方でアプローチすることができます。
そんな背景もあって、個人的には、様々な釣りテクニックを磨けるポイントだと思います。
1年間通いつつ、釣れる魚の情報を追いかけていれば、自然と浜名湖で釣れる魚にも詳しくなるだろうし、「今の時期ならこれ狙えるな」と引き出しも増えていくでしょう。
通えば通うほど、網干場はあなたを鍛えてくれるはずです。
釣り場を綺麗に保つため、自分で出したゴミを持ち帰るのはもちろん、目についた他のゴミも拾うことが、ポイントとアングラーを守ることに繋がります。
ルールとマナーをしっかり守り、楽しい釣り体験をしてみてください!
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