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記事内容は、ポイントの詳細からはじまり、季節ごとに釣れやすい魚と方法などをまとめています。
本記事は「瀬戸水道」をご紹介!
浜名湖の有名なシーバスポイントで、冬から春にかけてはサイズ狙い、秋はキビレや他の魚も数釣りに期待できる良ポイントです。
- 瀬戸水道の基本情報
- シーズンごとに釣れやすい魚
- 釣れやすい魚を狙うタックル
- 周辺情報
瀬戸水道の基本情報
瀬戸水道は、猪鼻湖と浜名湖を結ぶ狭い”水道”のことで、シーバス狙いで人気のポイントです。
- ポイント名:瀬戸水道(せとすいどう)
- 所在地:静岡県浜松市浜名区三ヶ日町大崎
- アクセス方法:東名「三ヶ日IC」から10分ほど。
- 駐車場:遊覧船のりばと橋の北西(有料)と橋下スペースにあり。
- トイレ:施設のを借りるならあり。
- 近くの釣具店:植むら釣具店、えさや小寺(エサ自販機)
- 近くのコンビニ:ファミリーマート三ヶ日インター店、ミニストップ三ヶ日都筑店
瀬戸水道は浜松からだけでなく、豊橋方面からもアクセスしやすい場所です。
ハイシーズンの夏から秋は、けっこう人が集まるポイントですね。
コンビニや釣具店が現地から遠いので、事前の買い出しなどで準備を整えておくべきです。
瀬戸水道の特徴
瀬戸水道は浜名湖内でも、今切口と並ぶ屈指の激流スポット。
特にスズキ(シーバス)釣りが有名で、釣果情報では60cm前後がよく釣れている印象。
狭い水道は急深になっており、最大水深は10m近くになる箇所もあります。
底は流れで掘られており、岩盤が露出しているため、底に針が着くと根掛かりリスクがあるので、初心者には難しめのポイントです。
この水道こそ、誰もが「いかにも釣れそうじゃない?!」と思うでしょうけど……。
釣りポイントとしては、北と南の出口こそ狙うべきエリアです。
瀬戸水道でシーズンごとに釣れやすい魚
- 春:シーバス、カレイ
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カレイは北側の猪鼻湖神社周辺がおすすめ。シーバスは50cm上がアベレージになるものの、数は少なく時合のワンチャンスを取れるかどうかが勝負どころ。
- 夏:シーバス、キビレ、クロダイ、ハゼ
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いろいろ狙うなら水道出口で投げ釣りがおすすめ。シーバス狙いはルアーなら南側でウェーディング。夜は北側で電気ウキの流し釣り。わりとどこでもチャンスがある。
- 秋:シーバス、クロダイ、キビレ、サヨリ、ハゼ
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ハゼとサヨリは南側。他は水道の出入り口が狙い目で、日中よりは夜がおすすめ。9月から11月にかけてはアツイ時期のため、かなり競争率が高いことに注意。
- 冬:カレイ、シーバス、キビレ
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カレイがメインになる時期でおすすめは北側。他はカレイの”ついで”に釣れる可能性あり。
オールシーズンで万能なのはエサの投げ釣り。
水道の出入り口は、仕掛けを流されにくくする工夫が必要。
簡単な対策としては、リールの道糸をPEライン1号以下(0.8号がベスト)にすることで、糸にかかる水圧を少しでも減らす目的があります。
ルアーは流れを味方につけれるかどうかが釣果に繋がります。
南側以外の水深は5m以上がざらなので、3m以下までルアーを”落として、レンジを維持する”テクニックが要になります。
シーバス以外だと、クロダイがわりと多いかもしれない。
サヨリは回遊と運が絡めば釣れるものの、シーバスのベイトとして期待する相手なので、夕方のマヅメタイムなどにナブラが起きるのを期待しましょう。
カレイは流れが緩めの水道出口で、水深の変化にそってじわじわと丁寧に探るのがコツ。
エサで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | カレイ、キビレ |
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おすすめエサ | 青ジャムシ |
おすすめタックル | オモリ負荷20~30号の投げ竿で天秤仕掛け |
カレイは秋から春(10~3月頃)にかけて狙えます。
釣りやすく実績もあるのは北側で、強めの竿と重いオモリを使うのは、水深のある場所で安定してエサを届けるためでもあります。
絡み防止に天秤仕掛けは必須、使用するのはカレイ用三本針仕掛けで十分。
カレイ用の針が曲げられる相手は、ここだとキビレかクロダイかフグくらいです。
もし仕掛けが切られることが頻発するようなら、そっち狙いにシフトしてもいいかもしれませんね。
ルアーで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | シーバス |
---|---|
おすすめルアー | Fミノー、Sミノー、シンキングペンシル |
おすすめタックル | 9ft前後のシーバスロッド |
瀬戸水道のルアー釣りは、基本的に魚は”流れに向かって泳ぐこと”を頭に入れておきましょう。
ようするに、「→」に潮が流れているなら、魚の頭は「←」を向きながら、流れに逆らって泳いでいることが多いです。
これは流れに乗ってくるエサを食べやすくするためでもあり、呼吸をするためでもあります。
ここでの有効なメソッドは、冬から春はシンペンの「ドリフト釣法」で、活性高めの夏から秋は「ミノー・レンジバイブ」が有効です。
場所によって水深も違うので、攻略の要はレンジコントロールにあります。
周辺情報
瀬戸水道の南東には、浜名湖に浮かぶ小島の「礫島」があります。
ダイダラボッチのおにぎりに入っていた小石がコレとか、梅干しの種がコレだとか、伝承や逸話があるものの……特に観光名所ではなかったりする。
無人島だけど渡し船があるわけでもないし、近辺の道路からは目立たない特異な存在。
……ですが、夕日で光る島はなかなか神秘的なので、ある意味インスタの映えスポットに使えるかもしれません。
瀬戸水道のまとめ!
- シーバスの有名ポイント
- ハイシーズンは秋で、以外も狙えば年中楽しめる
- ルアーはかなり経験とテクニックが重要
- エサ釣りは”流れ”との格闘になる
瀬戸水道は浜名湖シーバス狙いなら一度は行って欲しいポイント。
今切口は護岸が高かったり水流が早かったりで難易度が高いものの、瀬戸水道はそこより足場はいいし、似たような流れだから、激流ドリフト釣法を磨く練習にも良い場所です。
他にもカレイの好ポイントでもあるし、年中何かしら釣り対象がいるので、通うほど味が出る場所だと思います。
釣り場を綺麗に保つため、自分で出したゴミを持ち帰るのはもちろん、目についた他のゴミも拾うことが、ポイントとアングラーを守ることに繋がります。
ルールとマナーをしっかり守り、楽しい釣り体験をしてみてください!
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