浜名湖は人気の釣りスポットですから、有名なポイントほど混みます。
静かに釣りをすることが好きな人もいますし、人が来にくいポイントを好んで選ぶ人もいるでしょう。
そんな方のために、浜名湖内でも競争率が低いポイントを選びぬきました。
もちろん釣果も期待できる理由もありますよ!
- 競争率が低いけど釣果に期待が持てるポイント
- 各ポイントでおすすめの対象魚と釣り方
- 人が少ないポイントを選ぶメリット
浜名湖で競争率が低いけど釣果に期待が持てるポイントは?
ハイシーズンの浜名湖でも、穴場かつ釣果も期待できるポイントは4つあります。
- 舘山寺山(かんざんじやま)
- 大草山(おおくさやま)
- 太平洋岸自転車道路
- 弁天島(べんてんじま)
これらのポイントに共通するのは、車からけっこう歩く必要があることです。
みなさんが思う釣り人のイメージは何ですか?
もしかしたら、魚を釣るためなら火の中水の中をがむしゃら突き進むイメージがありそうですが、現実はそうでもありません。
どの有名な釣り場も、駐車場からもっとも近いポイントから埋まっていく傾向が強いため、多くの釣り人は重い道具を持って長く歩くのは苦手なようです。
だからこそ、駐車場から歩く距離が長いほど、隠れた激レア釣りポイントに出会えるという仕組み!
それではひとつひとつ、ポイントの特徴を説明します。
舘山寺山が激レアポイントの理由
舘山寺山は周囲が急深で、岩場が点在しており、クロダイとシーバスが居付きやすく、大物実績もあるポイントです。
なぜ釣人が少ないかというと、麓の駐車場からそこそこ歩くことが第一。
山自体は観光地でもあるため、歩道が整備されていますが、海に降りる道は狭いし草が生い茂っているしで、海辺に降りたら意外と狭いしで、釣り場としてやりにくいポイントです。
そういう理由で競争率は低いものの、急深で潮通しも良く、大物実績は昔からそれなりにあるので、ポテンシャルはかなり高いのが舘山寺山の特徴です。
大草山が激レアポイントの理由
大草山の釣りポイントはもちろん海辺になるわけですが、辿り着くまでが疲労ポイント。
大まかに2つのアプローチがあって、頂上のロープウェー乗り場に車を止めてひたすら階段を降りるか、麓のマリーナから草が生い茂る道を通って海岸に出るかの二択。
安全ルートは山頂から下ることだけど、標高113mを往復するのは疲れます。
マリーナ側から行ける側道は、満潮時には通れないルートなので、時間を読み間違えると、山を1往復して帰るハメになります。
大草山から内浦湾へ投げる釣りは、キビレの実績が特に多く、反対側よりも釣られにくいことから、タイミング次第で爆釣もありえる夢のあるポイントです。
大草山の北側は、東名高速道路の橋脚前に降りられる道があって、こちらはシーバスのポイントとして知られています。
自転車道路が激レアポイントの理由
浜名湖の外周(特に東側)は自転車道路が整備されています。
ここが激レアである理由は、とにかく範囲が広いしポイントを絞るのが難しいこと。
でも「釣れやすいポイント」を絞るのは比較的簡単。
それより難しいのが、どうやってそこへ行くかにあります。
釣り人はだいたい自動車で移動しますが、浜名湖では駐車場問題が最大のデメリットになり、自転車道路は路駐する場所もほぼ無いレベルなので、困難を極めます。
逆に自転車などの二輪車アングラーにとっては、ポイント選び放題で自由度が高いメリットが大きいですね。
釣れやすい場所を見つけるコツは、地図をよ~く見てください……。
ところどころに小河川が流れ込んでいる場所がありますし、衛星画像では水中に変化がある場所も見つけることができます。
弁天島が激レアポイントの理由
弁天島は観光地であり、釣りポイントとしても有名です。
なぜ”人が少ない”に入っているのかというと、駐車場が有料だから釣り人は思っているより少ないのと、歩けば歩くほど面白いポイントが見つかるからです。
弁天島海浜公園の駐車場は時間限定ではなく、1回入ったら数日でも一律410円なので、車を停めてホテル宿泊しても、駐車料金を気にする必要がありません。
釣りのメインは赤鳥居が見える南側が人気ですが、それは駐車場から近いこともあります。
隠れた釣りポイントは、国道と新幹線の橋脚下で、タコシーズンはけっこう穴場ですね。
海浜公園から行ける範囲の橋脚下よりも、その反対側は意外と釣られてないので、タコやヒラメなどあまり頻繁に移動しない魚を探すのに向いています。
魚釣りのハイシーズンは、ほとんどが海釣公園と砂揚場に集中するし、海浜公園は海水浴場にもなるしで、弁天島エリアは夏こそけっこう穴場なんですよ。
各ポイントでおすすめの釣り方と対象魚
この項目では、これまで紹介した穴場ポイントを、何時どうやって何を攻めるか━━について解説しています。
舘山寺山はルアーでシーバス狙いがおすすめ
舘山寺山でシーバスを狙うなら、ポイントは山の北側か東側になります。
- 対象魚:スズキ(シーバス)
- おすすめのシーズン:6~10月
- おすすめの釣り方:ウキの流し釣りかルアー
北側と水道部分は急深のため、ルアーでシーバスを狙うなら、水深3m以内を通すMD系ミノーがあると便利。
テクニックに自信があるなら、シンペンのドリフト釣法が理想です。
サイズ狙いは夜のほうが有利で、得に秋がハイシーズン。
エサ釣りは内浦側に向けて、電気ウキを使った流し釣りが無難です。
夏の水温が高い時期は、ルアーのトップで日中は小物と遊べたりもできます。
大草山は投げ釣りでキビレ狙いがおすすめ
大草山のポイントは、南岸の砂利浜か東名の橋脚下になります。
- 対象魚:キビレ、スズキ(シーバス)
- おすすめのシーズン:6~9月
- おすすめの釣り方:投げ釣りのブッコミ
主に釣れやすいのキビレで、おすすめのシーズンは6~10月頃まで。
7月になると水温が上がり、岸辺で泳ぐ姿を見れるようになったら、夜釣りも好調になります。
エサ釣りは遠くへ投げる必要はなく、30m以内を目安に探り歩きましょう。
手間を減らしたいなら電気ウキ釣りがおすすめで、ウキ下2mくらいにして、シーバスもついでに狙うのが向いています。
自転車道路は二輪車ランガンがベストチョイス
自転車道路のポイントは、村櫛から細江までの広範囲が対象に。
車でも部分的に入れる場所はありますが、より広範囲を探るなら自転車かバイクの二輪車向けです。
- 対象魚:キビレ、シーバス
- おすすめのシーズン:7~9月
- おすすめの釣り方:ルアーのトップウォーター
6月以降で水温が上がってくると、道路から岸辺で泳ぐキビレやクロダイを確認できます。
沿岸は浅い箇所が多く、ウェーディングが理想ですが、夏場に胴長履きながら移動はしんどいのでケースバイケース。
もし車で行きたいなら、地図で水路がある橋の近辺に着目してください。
たいてい数台は停めれるスペースがあるので、ここを拠点に徒歩ランガンするのもアリ。
弁天島エリアの攻め方
弁天島エリアは、町内の外周をランガンするのがおすすめです。
護岸堤防なのでランディングネットは必須。
- 対象魚:タコ、スズキ(シーバス)
- おすすめのシーズン:5~11月
- おすすめの釣り方:タコエギ、シーバスルアー
おすすめは4月頃からはじまるタコ釣り。
弁天島の住宅街は車が停めれないので、ライバルは地元民か自転車アングラーくらいだから競争率は低め。
夜間はシーバスも狙えますが、サイズに期待できないものの、ランディングネット必須のポイントで経験を積むにはいいポイントです。
海浜公園の夜は、特に夏だと花火だったり観光客が多いので、釣りをするなら深夜帯を選んだほうがいいと思います。
まとめ:人が少ない釣りポイントを選ぶメリット
人が少ないポイントは、人が少ないから魚が釣れないとは限りません。
魚は基本的に、隠れてすごす習性が多いし、釣られればそこから1匹居なくなるので、人が多い有名ポイントほど釣れにくくなるのは確かです。
人が少ないポイントのメリットは、そこに居る魚が釣られきることがほぼ無いので、安定した釣果が望めることが最大の利点といえます。
駐車場からすぐ釣りができる環境は、移動も楽だし道具も多く持てるしで、確かに魅力的。
でも、自らの足でポイントを見つけ出し、狙い通りに釣れた時の喜びは、記憶に残る素敵な体験となるでしょう。
浜名湖は広く、ここでは詳細まで載せてないので、紹介しきれてない隠れスポットがまだまだあります。
それを見破るコツとしては、各メディアが紹介する有名釣りポイントの”スキマ”を意識するといいでしょう。
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