『釣!浜名湖』をご覧いただきありがとうございます!
記事内容は、ポイントの詳細からはじまり、季節ごとに釣れやすい魚と方法などをまとめています。
本記事は、JR弁天島駅からほど近く、浜名湖のシンボルともいえる赤鳥居が正面にある「弁天島海浜公園」を紹介しています。
寒い冬の時期は期待できませんが、春から秋にかけて、エサ釣りを主体にキビレ・シーバス・シロギスを狙うにはいいポイントです。
- 弁天島海浜公園の基本情報
- ポイントの特徴
- シーズンごとに釣れやすい魚
- エサとルアーでおすすめのタックル構成
- 周辺情報とまとめ
弁天島海浜公園の基本情報
- ポイント名:弁天島海浜公園(べんてんじまかいひんこうえん)
- 所在地:静岡県浜松市中央区舞阪町弁天島
- アクセス方法:国道1号線バイパス「新居弁天IC」を降りて10分程度。東名高速「浜松西IC」から30分前後。JR弁天島駅から徒歩2分。
- 駐車場:【有料】1回410円
- トイレ:敷地内にあり
- 近くの釣具店:エサだけなら弁天島釣りセンターが近い。タックルや仕掛けを揃えるならあけぼの釣具店がおすすめ。
- 近くのコンビニ:ファミリーマート浜名湖弁天島店(エサも売っている)
弁天島海浜公園で気をつけることは、夏(7~9月)は海水浴場になること。
東西にある堤防に小さな砂浜があって、そこが釣りポイントでもあり、海水浴場にもなるので、夏期の日中に釣りをするのは難しくなります。
そのためおすすめのシーズンは春と秋がメインで、夏は夜釣りに向いており、日中にやりたいなら平日がおすすめです。
駐車場は有料ですが1回の値段なので、3日粘っても支払うのは410円までなのがありがたい。
ちなみに、敷地内のファミリーマートに釣りエサ(冷凍)が売っているし、道路の反対側にも釣りエサの自販機が何故かあるので、24時間エサには困りません。
釣りポイントの特徴
弁天島海浜公園の特徴は、初心者向けと上級者向けで2つに分かれます。
夏は海水浴場になる砂浜エリアは、潮流の影響もほぼなく浅めなので、表浜名湖の中でも投げ釣りがやりやすいポイントです。
9~11月にかけてはシロギスが狙えるし、夜釣りはキビレとシーバスが狙うことができます。
上級者向けの橋脚下は、水深5m前後の航路でキビレ・シーバスの大物狙いと実績はあります。
しかし、潮が動いているタイミングは30号くらいのオモリでも仕掛けが流されるので、陸からの投げ釣りは正直難しいポイントです。

この「ミオ筋」は、船を固定して仕掛けを落とすだけの「流し釣り」が有名です。
流し釣りはアジ・ヒイラギなどの活き餌を使い、ヒラメ・マゴチ・シーバスなどのフィッシュイーターを狙う手法として、かなり古くから確立されている釣法です。
陸から同じことは無理━━ってほどじゃないですが、不利であることは確かです。
攻略のコツとしては、仕掛けが流される前提で何を釣るか考えることで、重めのタコテンヤを使ったタコ釣りは穴場になります。
- 4~6月:タコ、キビレ、シーバス
- 9~10月:キス、カワハギ
シーズンごとに釣れやすい魚
- 春:キビレ、シーバス、メバル、ヒラメ
-
メバルは終盤。キビレとシーバスは早くて3月中旬頃から。湖内のバチ抜けは早くて2月後半くらいで、そこをきっかけにキビレとシーバスが入りだしてくるパターンが多い。
- 夏:タコ、キビレ、シーバス、マゴチ、キス
-
土日祝は海水浴客で混み合うので日中の釣りは絶望的。タコはだいたい5月から7月にかけてでミオ筋狙い。キビレとシーバスは夜釣り。
- 秋:キビレ、シーバス、キス、カワハギ、コウイカ
-
日中は投げ釣りでキスとカワハギ。キビレとシーバスは夜のほうがチャンスはあり、シーズン終盤のサイズ狙いで夜釣りのミオ筋が狙いどころ。
- 冬:カレイ、ヒラメ、メバル
-
カレイは陸から投げ釣りで、ヒラメはボートのほうが有利。メバルは朝夕のマヅメと夜間に電気ウキかフライがおすすめ。釣りたい魚を1種に絞るべきシーズン。
弁天島海浜公園で実績が多いのは、「キビレ・シーバス・キス・カワハギ・タコ」など。
赤鳥居側は夏と秋の投げ釣りで、キスとカワハギを含めた五目釣りがメイン。
橋脚があるミオ筋は、通年で何かしら狙えるものの、実績重視なら「キビレ・シーバス・ヒラメ・メバル・タコ」などが釣れます。
エサで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | キス、カワハギ |
---|---|
おすすめエサ | 青ジャムシ |
おすすめタックル | オモリ20号対応の投げ釣りセット |
投げ釣りでキスとカワハギ狙いなら9~11月がおすすめ。
航路沿いは干満で流れが早く、30号のオモリでも仕掛けを固定するのは困難なので、ゆったり待つ釣りをするなら砂浜から正面に向けてぶん投げましょう。
キスとカワハギは、使う針(仕掛け)がもっとも悩みどころです。
市販の投げ釣り三本針は”キス針”が多いけど、カワハギ狙いで使うには大きすぎるので、ターゲットをどちらかに絞るほうが効率は良くなります。
ふつうにキスが釣れる状況ならそのままで、もしエサだけ取られやすいなら、フグかカワハギが多いと予想し、カワハギ専用の投げ釣り仕掛けに切り替える柔軟さが欲しいですね。
もし両立したい欲張りさんなら、なるべく針が小さい(目安は小指の先以下)ものを選ぶと良いでしょう。


カワハギとフグに糸を噛み切られることが多いため、セット仕掛けは予備があると心強い。キス仕掛けで切られたら、カワハギ針に結び直す手もあります。
ルアーで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | メバル、シーバス |
---|---|
おすすめルアー | 5~9cmのシンペン、もしくはフライ |
おすすめタックル | 7~8ftで0.5~15g対応のメバリングロッドかシーバスロッド |
メバル狙いはけっこう穴場ポイントで、12~3月頃まで狙うことができます。
ポイントの難易度は高く、橋脚裏や流れの淀みなどを狙う必要があるので、日中に地形を把握しておくほうがいいでしょう。
マイクロベイト(通称:アミパターン)が増えるのは例年1月からで、メバルのプラッキングにフライはここから本格化していく感じ。
シーバスは例年3月中頃を目安に、外洋から戻ってきた個体(30cm前後)が、バチ抜けでテンション上がりだしてからシーズンインが慣例。
つまり冬から春にかけては、メバルとシーバスでタックルが共有できるわけです。


シーバス&キビレのサイズ狙いは10月前後の落ち狙いがおすすめ。こっちで使うのは、8ft前後で10~30g対応のシーバスモデルで、硬さはLMかMがおすすめです。
周辺情報
浜名湖といえば、魚釣りと赤鳥居。
弁天島といえば、浜松で一番早い花火大会と絶景がもっとも有名かもしれない。
花火大会は2013年に打ち切られたものの、コロナ禍を経験した後、有志が小規模ながら「7月の恒例」を蘇らせ、2024年は11年振りに復活しました。
夏は海浜公園が海水浴場になるし、駐車場でのイベントも多くあるため、観光地でも有名です。

JR弁天島駅周辺には、降りて徒歩すぐにリゾートホテルが複数あります。
リゾートだけど宿泊価格がお値打ちなのも魅力で、週末を除けば1泊2日の食事付きでも1人13,000前後で済むし、特に空気が澄む秋と冬は景色もいいのでおすすめです。
弁天島海浜公園のまとめ!
- 夏は海水浴場になるため、釣りは春と秋がメイン
- 初心者向けエリアは赤鳥居に向かって投げ釣り
- 中級から上級者は橋脚沿いの航路をいかに攻略するかがカギ
- コンビニと自販機でエサが24時間買えちゃう
弁天島海浜公園は観光を兼ねた釣りポイントといえます。
おすすめは春と秋で、夏は夜でも観光客やキッズが多いなど、なにかと騒がしいエリアなので、まったり夜釣りをしたいなら深夜帯か他の場所がおすすめです。
昔から釣果実績は陸よりもボートが有名です。
流し釣りの釣果実績にやり方は、「1~4番ミオ」で検索すれば調べることができます。
陸から同じことをするのは困難ですし、大抵の人は数投して仕掛けが流されすぎて諦めるパターンでしょう……。
……だからこそ穴場なんですよね。
釣り場を綺麗に保つため、自分で出したゴミを持ち帰るのはもちろん、目についた他のゴミも拾うことが、ポイントとアングラーを守ることに繋がります。
ルールとマナーをしっかり守り、楽しい釣り体験をしてみてください!
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