「浜名湖で生息するすべての魚を釣りたい!」
浜名湖で魚釣りをはじめて結果が出てくると、上記のような目標を立てる人もいると思います。
浜名湖には多種多様な魚が生息しており、その数は473種といわれています。魚釣りという手段で全てを釣ることは難しいものの、エサ釣りとルアー釣りを使い分けることで、どちらかだけよりは多くの魚を釣ることができます。
本記事ではそれぞれの利点と特徴を解説し、月別と季節別でどちらがより有利かを説明します。
浜名湖で何が釣れる?代表的な釣り対象魚リスト
浜名湖の釣り対象魚として代表的なのは次の通り。
- エサ釣り:ハゼ、キス、クロダイ、アジ、メゴチ、カレイ
- ルアー釣り:シーバス、メバル、タチウオ、キビレ、カサゴ
- どちらでも:サヨリ、イワシ、小型の青物(サバ・ワカシ)
あくまでも”代表的”であって、狙いとは別の「外道」とか、「何これ?」みたいな誰も知らない未知の魚は省いてもこれだけいます。私はここの全種を釣っていますが、「何時釣れるのか」「どんな方法で釣るのか」を理解しているなら、1年目で全制覇も難しくないでしょう。
では、「エサ釣り」「ルアー釣り」「どちらでも」に適応した、メリットなどを説明します。
エサ釣りのメリットと活用方法
エサ釣りは匂いや味で魚を誘えますし、何より自然界で魚が口にしている物を使えるため、多くの魚種に対応できるのが強みです。難点があるとすれば、プランクトンを主食とする小魚たちへのアプローチが難しいこと。
浜名湖でおすすめの釣りエサは次の3つ。
- 青イソメやジャムシ:底物(ハゼ、キス、カレイ、キビレ)に有効
- アミエビ:口が小さいサヨリに有効で、撒き餌としてアジ・サバなどサビキで使う
- オキアミ:匂いで寄るメジナや根魚に向いている
- 活きたカニ・エビ:警戒心の強いクロダイ・メバルに有効
- 上記全部食べる雑食:シーバス、キビレ、クロダイ、ハゼ
これらは釣具店に必ずありますし、年中買うことができます。
活餌のイソメ類はうねうね動いてアピールします。使い切れない場合でも、塩漬けして保存するとキスのエサに使えますし、自分で動かせばまだまだ活躍してくれるわけです。
アミエビとオキアミは冷凍保存が可能なので、長期保存・ストックに適しています。匂いの誘引力が特徴で、多くの魚を狙うことはできますが、エサ取り(フグ・コッパグレ)にも大人気なため、消費が激しいのも特徴です。
活きたカニとエビ(モエビ)は、クロダイとメバルが自然でエサを食べる習性を利用しています。クロダイは岩から落ちたカニに反応しやすいため、今切口では定番のエサです。メバルは活性が高いと中層から上にいて、動くエビや小魚に反応するため釣りやすくなります。
最後に、雑食性の魚はなんでも口にしますが、基本は”動いているモノ・好きな匂いがするモノに反応するタイプ”です。そのためルアーにも反応する特徴を持っています。
- 多様な魚種に対応:ハゼやキスのような底物からアジやイワシなどの回遊魚まで広く狙える。
- 安定した釣果:活性が低い状況でもエサの魅力で魚を引き寄せられる。
- 釣り初心者でも扱いやすい:準備が簡単で、視覚的に釣りを楽しめる。
これらのエサをどう使い分けるかは、仕掛けを遠投するならイソメ・ジャムシがベストで、仕掛けを足元に落とす程度ならオキアミと、針持ちの良さで切り替えるのが無難です。
”どちらかのエサでしか釣れない”ことはほとんど無く、実際は「釣りたい魚に最適なエサを使う」のが正解。
例えばキスを釣りたいなら、ジャムシをエサに遠投するのがベストです。なぜなら、砂底にいる魚でエサも多毛類を好むため、習性に合わせているからです。
きっとオキアミも食べるとは思いますが、オキアミ自体が遠投に向いていません。遠投仕様の硬めもありますが、20号のオモリでぶん投げるブッコミだと、着水の衝撃で爆散するのでソフトルアーのほうが向いています。
ルアー釣りのメリットと活用方法
ルアー釣りは視覚や動きに訴える釣り方で、小魚や甲殻類を食べる肉食性の魚に効果的です。
浜名湖でよく使われるルアー(メソッド)は次の通り。
- ミノー:小魚を模した物で一定のレンジを通せるからシーバス相手に使いやすい
- レンジバイブ:動かすと波動を出す物で、沈むから底のクロダイ・キビレに使いやすい
- シンキングペンシル:弱った小魚を演出できて万能だがレンジコントロールが必要
- ジグヘッド+ワーム:ソフトルアーは少ない力で大きく動くためアピール力が高い
- ポッパー:水面で動く物にアタックする習性を活かす
これらは全国的にも”普通のラインナップ”な感じ。ルアーもエサ同様に、魚によって好みがあります。もっとも重要なのは「動き(アクション)」で次に「レンジ(タナ)」。魚は釣り人が思っているほどすぐルアーを見つけてくれないので、魚が泳いでいるレンジ近くに通すことが重要な戦略です。
難点は、地味に広い浜名湖のポイント全てに対応する攻略を考えると、ルアー用の釣り道具が多く必要になること。リールは3000番1個でも十分ですが、メバル用のロッドでシーバスは大きさにもよるけど、ファイトが難しくなります。シーバス用ロッドでクロダイ・キビレは丁度よくても、タコエギでタコ釣りができるかといえば微妙なところ。
このようにルアー専用の道具は、魚種ごとに対応した”モデル”があります。
でも深く考えなくて大丈夫です。「大は小を兼ねる」の名言があるように、40cmくらいのシーバスを難なく釣れるタックルなら、最適じゃなくても、浜名湖の全種狙いすることは可能です。
- 広範囲を探れる:効率的にポイントを変えながらアクティブに釣りを楽しめる。
- 大型魚が狙いやすい:シーバスやタチウオなどの活発なフィッシュイーターに有効。
- 手軽で効率的:エサの準備や交換が不要で、短時間の釣行に向いている。
エサとルアーどっちが有利?状況に応じた使い分け
浜名湖での全魚種制覇を目指すなら、エサ釣りとルアー釣りを状況に応じて使い分けるのが最も効果的です。
「その状況の見極めが一番難しいんだよ!」
という方のために、それぞれのシチュエーション別でまとめました。
エサ釣りが有利なシチュエーション
エサ釣りのメリットは、待ちの釣りができることです。
魚は動くエサだけに反応するタイプと、動かない死んだエサでも食べるタイプがいます。
ジャムシは活きている状態だとウネウネ動くし、匂いで魚をおびき寄せる効果があるので、投げ釣りでカレイ・キビレを狙う時におすすめです。シーバス狙いだと針にたくさんつける「房掛け」が有効ですが、これはエサを大きく見せつつ動いているから目立つためです。かつシーバスは口が大きく一気に吸い込むので、サイズ狙いにも適しています。
死んだエサでも食いつくのはキスがいます。キスは動く物に反応するので、塩漬けしたジャムシを針につけて仕掛けをゆっくり手元に寄せていくだけで釣ることができます。同様にソフトルアー(パワーイソメなど)でも釣ることもできます。
基本的なエサ釣りのアプローチ方法は2つ。
「投げ入れたら魚が食いつくのを待つ」or「テクニックで動かしてアピールする」のどちらか。エサ釣りが有利なシチュエーションを簡単にまとめると、以下の通りです。
- 小魚を食べる肉食魚以外を釣る時
- 小型の魚(ハゼ、キスなど)を釣りたい場合
- ルアーよりも深い場所で仕掛けを動かさず釣りたい時
ルアー釣りが有利なシチュエーション
ルアー釣りのメリットは、肉食魚の習性を利用すること、それに飛距離です。
肉食魚は「フィッシュイーター」と呼ばれ、浜名湖なら「キビレ、クロダイ、シーバス、イカ&タコ、青物」が代表的な対象魚です。基本的に、相手がふだん食べている小魚(エサ)を意識したルアー選びが重要になります。
食べているエサも季節によって変わるため、釣りたい魚の生態を知れば知るほど、ルアー釣りは奥深く戦略が必要だとわかってくるはずです。
そして飛距離は最大の武器になります。ルアー自体に比重があるため、着水地点をコントロールしやすいメリットもあります。
「いやいや、活きアジの泳がせを50m投げればいいじゃない」と思う方もいるでしょう。でも実際やってみると、投げた瞬間に針が外れるはずです。ルアーなら100m先にも投げれますし、活きアジ同様のアクションを再現することも可能です。
今切口で夏から秋に釣りをしていると、ナブラ(ボイル)を見かけることがあります。
場所にもよりますが、網干場なら50m先に出ることが多いです。それを見てすぐにアジを針につけて50m投げるよりは、メタルジグを70m投げて巻いてくるほうが効率的です。たしかに活き餌は自然と同じ条件でアプローチできる強みはありますが、利便性においてルアーには敵いません。
ルアー釣りで有利なシチュエーションを簡単にまとめると、次の通りです。
- 肉食魚を釣るためのスマートな手段
- エサ釣りでは届かない距離を狙いたい時
浜名湖には何種類の魚が居て、どうやって全部釣る?
浜名湖には約473種の魚類が生息しています。
これら全てを釣るのは、生涯かけても難しいかもしれません。ふつうに魚釣りをしているだけで、多くて30種類くらいが限界かと。エサとルアーを使い分けつつ、毎月「旬」を狙ったとしても、50種類届けばいいかなぁかもしれません。
たまに「100魚種釣るチャレンジ」に挑戦しているコンテンツやブログを見かけますが、表明しても達成している人は少ないので、決して短期間で達成を狙うべきじゃないことは理解しましょう。
浜名湖だけで100魚種は難しいけれど、河川や湖沼も含んだ釣行をしていれば、100種類達成は難しくないと思います。
浜名湖の魚たちを攻略するにはウォットで観察もアリ
浜名湖に生息する、多様な魚類や生物について学べる施設が、渚園内にある「浜名湖体験学習施設ウォット」です。
展示内容:浜名湖の生態系を再現した大きな水槽で、実際に生息する魚や生き物を観察できます。また、タッチプールでは生き物に直接触れる体験が可能です。
学習ゾーン:ゲームや実験を通じて、浜名湖の生態系や環境について楽しく学べるコーナーが設けられています。
展望デッキ:館内の展望デッキからは、浜名湖の美しい景色を一望できます。
- 開館時間:午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日から1月1日)
- 入館料:高校生以下は無料、大人は320円(団体割引あり)
- アクセス
- 所在地:静岡県浜松市西区舞阪町弁天島5005-3
- 駐車場:浜松市営渚園駐車場を利用可能(1日400円)
浜名湖の豊かな生態系を学び、実際に体験できるウォットは、家族連れや教育活動にも最適な施設です。
ぜひ訪れて、浜名湖の自然の魅力を感じてみてください。
まとめ:エサ釣りとルアー釣りの両方を活用するのが最適!
浜名湖で全魚種を釣るには、エサ釣りとルアー釣りの両方を取り入れるのが最も効果的です。
それぞれの釣り方には異なる強みがあり、ターゲットや状況に応じた使い分けが釣果を最大化する鍵となります。
- エサ釣りは、匂いや味で魚を誘うため、低活性の魚や底物、小型魚に有効。
- ルアー釣りは、広範囲を探りながら回遊魚やフィッシュイーターを効率的に狙える。
どちらか一方にこだわらず、それぞれのメリットを活かしましょう!
戦略的に釣りを楽しむことで、浜名湖の魚種豊かなフィールドを余すことなく攻略することができます。
釣りの技術を磨きながら、浜名湖での多彩な釣りの魅力をぜひ体験してください!
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