「浜名湖で生息するすべての魚を釣りたい!」
━━という目標を立てた釣り人もいると思います。
浜名湖には多種多様な魚が生息していますが、魚釣りで人気の対象魚だけに絞ると、両手で数える程度になります。
しかし、全てを釣ろうと考えると難しい……。
この記事では、浜名湖での全魚種制覇を目指す釣り人向けに、エサ釣りとルアー釣りのメリットや使い分け方を解説します。
それぞれの利点と特徴を理解することで、その場に適した攻略を立てやすくなりますよ。
浜名湖で釣れる主な魚種
浜名湖に生息する魚で、釣り対象魚として代表的なのは、以下の通りです。
- エサ釣りで狙いやすい魚:ハゼ、キス、クロダイ、アジ、メゴチ、カレイ
- ルアー釣りで狙いやすい魚:シーバス、メバル、タチウオ、キビレ、カサゴ
- どちらでも釣れる魚:サヨリ、イワシ、小型の青物(サバ・ワカシ)
浜名湖では季節やポイントによって魚種が変化するため、それに応じた釣り方の選択が鍵となります。
では、「エサ釣り」「ルアー釣り」「どちらでも」に適応した、メリットなどを説明します。
エサ釣りのメリットと活用方法
エサ釣りは、匂いや味で魚を誘う釣えるため、多くの魚種に対応できるのが強みです。
ふだん魚が食べているエサを使うことで、相手も違和感なく口に入れてくれます。
難点としては、針を使えないエサ(プラクトンや小さすぎる物)を好む魚は難しいことです。
浜名湖でおすすめの釣りエサは次の3つ。
- 青イソメやジャムシ:底物(ハゼ、キス、カレイ)に有効。
- アミエビ:コマセを使ったサビキ釣りでアジやイワシを狙う際に効果的。
- オキアミ:クロダイやキビレなど警戒心の強い魚に適している。
これらは釣具店に必ずあるので、年中手に入りやすいですね。
アミエビとオキアミは冷凍なら長期保存にも適していますし、浜名湖の一部のコンビニでも「釣りエサ」として販売しています。
- 多様な魚種に対応:ハゼやキスのような底物からアジやイワシなどの回遊魚まで広く狙える。
- 安定した釣果:活性が低い状況でもエサの魅力で魚を引き寄せられる。
- 釣り初心者でも扱いやすい:準備が簡単で、視覚的に釣りを楽しめる。
- 底物や小型魚を狙うとき:砂地や浅場でエサ釣りを行うと効果的です。
- 夜釣りでの安定感:電気ウキを使えば視覚的にアタリがわかりやすい。
ルアー釣りのメリットと活用方法
ルアー釣りは、魚の視覚や動きに訴える釣り方で、活性の高い魚に効果的です。
魚によって好みの色とか動き(アクション)などがあり、状況に応じた選ぶ戦略性が高く、多くの釣り人が魅了されています。
難点は、多彩な攻略に適応しようと考えると、道具が多く必要になること。
ルアー専用の道具は、魚種ごとに対応した”モデル”があります。
例えば、シーバス向けタックルでシーバスが釣れるのは当たり前ですけど、「キビレは釣れるの?」と疑問に思いませんか?
結論をいえば「釣れます!」……けれど、最適かといわれればちょっと違うんですよね。
でも深く考えなくて大丈夫です。
40cmくらいのシーバスを難なく釣れるタックルなら、浜名湖の全種狙いすることは可能です。
- 広範囲を探れる:効率的にポイントを変えながらアクティブに釣りを楽しめる。
- 大型魚が狙いやすい:シーバスやタチウオなどの活発なフィッシュイーターに有効。
- 手軽で効率的:エサの準備や交換が不要で、短時間の釣行に向いている。
- 回遊魚やフィッシュイーターを狙うとき:潮通しの良いポイントでアクティブな魚を狙う。
- ランガンスタイルで攻める:短時間で広範囲を探るときに最適。
エサとルアーどっちが有利?状況に応じた使い分け
浜名湖での全魚種制覇を目指すなら、エサ釣りとルアー釣りを状況に応じて使い分けるのが最も効果的です。
「その状況の見極めが一番難しいんだよ!」
という方のために、それぞれのシチュエーション別でまとめました。
エサ釣りが有利なシチュエーション
エサ釣りのメリットは、待ちの釣りができることです。
魚は動くエサだけに反応するのと、動かない死んだエサでも食べるタイプがいます。
活き餌を使うメリットは、こちらが誘いをかける必要がほぼ無いこと。
ジャムシは活きている状態だとウネウネ動くし、匂いで魚をおびき寄せる効果があるので、投げ釣りでキビレを狙う時におすすめです。
基本的にエサ釣りは、投げ入れたら魚が食いつくのを待つだけでいいので、神経をすり減らすこともないですし、複数の仕掛けを入れておくこともできます。
エサが有利なシチュエーションを簡単にまとめると、以下の通りです。
- 小魚を食べる肉食魚以外を釣る時
- 小型の魚(ハゼ、キスなど)を釣りたい場合
- ルアーよりも深い場所で仕掛けを動かさず釣りたい時
ルアー釣りが有利なシチュエーション
ルアー釣りのメリットは、肉食魚を相手にできることと、飛距離です。
肉食魚は「フィッシュイーター」と呼ばれ、浜名湖なら「キビレ、クロダイ、シーバス、イカ&タコ、青物」が代表的な対象魚です。
基本的に、相手がふだん食べている小魚(エサ)を意識したルアー選びが重要になります。
年中同じエサを食べているわけじゃないし、季節によって生息地も変わるので、釣りたい魚の生態を知れば知るほど、ルアー釣りは有利になるわけです。
ルアーの飛距離は、エサ釣りでは届かない距離も狙えることが最大のメリット。
だって、活きアジを針につけた状態で100m投げられます? それだけ勢いをつけたら、エサがちぎれるか針からはずれてしまいます。
飛距離と合わせて、キャスト精度も重要なポイントです。
重心がルアー本体にあるため狙った位置に投げやすく、魚が潜みやすい障害物まわりで使いやすいメリットがあります。
ルアー釣りで有利なシチュエーションを簡単にまとめると、次の通りです。
- 肉食魚を釣るためのスマートな手段
- エサ釣りでは届かない距離を狙いたい時
浜名湖には何種類の魚が居て、どうやって全部釣る?
浜名湖には約473種の魚類が生息しています。
これら全てを釣るのは、生涯かけても難しいかもしれません。
ふつうに魚釣りをしているだけで、多くて30種類くらいが限界かと。
エサとルアーを使い分けつつ、毎月「旬」を狙ったとしても、50種類届けばいいかなぁかもしれません。
たまに「100魚種釣るチャレンジ」に挑戦しているコンテンツやブログを見かけますが、表明しても達成している人は少ないので、決して短期間で達成を狙うべきじゃないことは理解しましょう。
浜名湖だけで100魚種は難しいけれど、河川や湖沼も含んだ釣行をしていれば、100種類達成は難しくないと思います。
浜名湖の魚たちを攻略するにはウォットで観察もアリ
浜名湖に生息する、多様な魚類や生物について学べる施設が、渚園内にある「浜名湖体験学習施設ウォット」です。
展示内容:
浜名湖の生態系を再現した大きな水槽で、実際に生息する魚や生き物を観察できます。
また、タッチプールでは生き物に直接触れる体験が可能です。
学習ゾーン:
ゲームや実験を通じて、浜名湖の生態系や環境について楽しく学べるコーナーが設けられています。
展望デッキ:
館内の展望デッキからは、浜名湖の美しい景色を一望できます。
- 開館時間:午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日から1月1日)
- 入館料:高校生以下は無料、大人は320円(団体割引あり)
- アクセス
- 所在地:静岡県浜松市西区舞阪町弁天島5005-3
- 駐車場:浜松市営渚園駐車場を利用可能(1日400円)
浜名湖の豊かな生態系を学び、実際に体験できるウォットは、家族連れや教育活動にも最適な施設です。
ぜひ訪れて、浜名湖の自然の魅力を感じてみてください。
まとめ:エサ釣りとルアー釣りの両方を活用するのが最適!
浜名湖で全魚種を釣るには、エサ釣りとルアー釣りの両方を取り入れるのが最も効果的です。
それぞれの釣り方には異なる強みがあり、ターゲットや状況に応じた使い分けが釣果を最大化する鍵となります。
- エサ釣りは、匂いや味で魚を誘うため、低活性の魚や底物、小型魚に有効。
- ルアー釣りは、広範囲を探りながら回遊魚やフィッシュイーターを効率的に狙える。
どちらか一方にこだわらず、それぞれのメリットを活かしましょう!
戦略的に釣りを楽しむことで、浜名湖の魚種豊かなフィールドを余すことなく攻略することができます。
釣りの技術を磨きながら、浜名湖での多彩な釣りの魅力をぜひ体験してください!
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