【浜名湖】キス釣りのベストポイント5選！初心者からベテランまで対応する釣り方も紹介

浜名湖におけるキス釣りは、砂浜や堤防からの投げ釣りで手軽に楽しむことができます。

本記事では、浜名湖のキス釣りでおすすめのポイント紹介と、初心者からベテランまで対応する釣り方のコツなどを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください！

浜名湖のキス釣りでおすすめのポイント5選

浜名湖には多くの釣りポイントがありますが、キスが釣れやすい条件に絞ったおすすめポイントを5つ紹介します。

1. 弁天島海浜公園

弁天島海浜公園は、表浜名湖におけるキス釣りの定番ポイント。特に5～6月と9～11月が狙い目のシーズンです。

JR弁天島駅から徒歩3分程度のアクセスで、観光客も簡単に立ち寄ることができます。観光名所でもある赤い鳥居を眺めつつ釣りができるので、ロケーションも抜群！2024年4月には、最大20cmのキス4匹の実績もあります。

航路を除けば表浜名湖でも流れがゆるいポイントなので、仕掛けも流されにくく、初心者にも優しいポイントといえます。ベテランは橋脚の航路側でカケアガリに仕掛けをうまく転がして、魚を探すスタイルにすると釣果とサイズに期待できます。

注意事項として、夏（7～9月）は海水浴場になるので釣り場が制限されます。観光客でも混み合うため、夏の利用は注意が必要です。

2. 渚園・中之島

渚園と中之島のキス釣りポイントは、外周全てが対象になります。干潮時は干潟になるので、その先にある航路の深場に仕掛けを投げる必要があります。

遠投する必要は特にありませんが、より広範囲を探ってキスを探すなら、遠投できるタックルを使うほうが有利になります。中之島の周囲は30mも投げれれば十分ですけど、渚園の西と東は部分的に50mほどの遠投をしたほうが、より広く探れるメリットがあります。

潮が動いているタイミングの釣りは、流れがけっこうあるので、オモリは20号以上を目安に用意してください。

夏は潮干狩り客も訪れるので、特に8月の日中は干潟遊びをしている人とのトラブルにならないようにしましょう。

3. 新居弁天海釣公園＆浜名湖パークビレッジ

新居弁天海釣公園は浜名湖における魚釣りの人気スポット。キス釣りは通称「T字堤」から沖に投げる形になります。

潮が動いているタイミングは流れがきつく、20号のオモリでも対応することが難しいほど。釣行するタイミングは、潮止まりから上げ潮のタイミングがおすすめです。T字堤は5本ありますが、もっとも東側の遠州灘寄りが一番人気と実績があります。

海釣公園が混み合っている時、西側にある浜名湖パークビレッジと夏は海水浴場になる砂浜を選ぶのもおすすめです。

キス釣りシーズンおいて、春と秋限定の穴場ポイントです。流れも弱いので遠投しやすく、サーフ仕様のタックルで攻めるのが効果的です。

4. 砂揚場

砂揚場は車を横付けできる利便性の高いポイントです。港として整備されており、足場も良いので家族連れのファミリーフィッシングにおすすめです。

キス釣りはもちろんのこと、サビキ釣りでアジ・サバを狙うこともできます。特に夏から秋にかけては、いろいろな魚が狙えるポイントですし、車にタックルを数種類のせてそれぞれ対応することも簡単なことから、浜名湖屈指のメジャーポイントとして人気があります。

流れも弱く仕掛けが流される心配もないので、軽めのオモリ（15号以下）でも釣りができることから、重いタックルを使いづらい子供や女性にもおすすめです。

5. 村櫛海水浴場周辺

村櫛海水浴場の周辺は広い砂地があり、キスとカワハギの好ポイントです。引き潮の時は流れがけっこうありますが、オモリ20号もあれば対応できます。

岸からの釣りよりも、どちらかといえばボートからのほうが有利。岸からは届かない沖合の砂地を満遍なく探れるので、数釣りに期待することができます。ただし、ボートレンタルなどの費用がかかるため、1回のコストは岸釣りよりも格段に高くなってしまいます。

もちろん岸からも釣ることはできますし、キビレやシーバスなどにも期待できるので、のんびり釣りをしたい秋頃が特におすすめですね。

浜名湖におけるキス釣りのベストシーズンは？

浜名湖のキス釣りシーズンは、早くて4月頃から、遅くて12月頃までが対象です。

もっとも活性が高い時期は真夏の7～8月。良型を狙うなら秋の9～10月。シーズンの始まりでまだ人が少ないタイミングで自由にやりたいなら5～6月がおすすめです。

つまり、5～10月までがキス釣りのベストシーズンといえます。

年々平均気温が上がっている影響もあり、水温次第では12月でもキスが釣れた報告はあります。とはいえ、最盛期が7～9月にかけてなのは変化がありません。

おすすめの時間帯

キス釣りにおすすめの時間帯は、朝と夕のマヅメタイムがもっとも実績があります。特に朝方の5:30～9:00頃までがベストです。

釣法とテクニックについて

浜名湖は汽水湖で、塩分濃度の高いエリアの表浜名湖にキスが生息しています。奥浜名湖でも釣れることはあるので、他でもチャンスはゼロといえませんが、数が少なくレア枠です。

キス釣りのテクニックは、投げ入れてから着底後、仕掛けを「じり……じり……」と動かすのがコツです。

キスは動くエサに反応する性質があり、群れで行動するため、遠投してから仕掛けをさびいて巻き取る動作をすることで、効率よく探ることができます。これはサーフでも他の場所でも同じです。

キス釣りの推奨タックル構成とコスト

初心者におすすめなセット（10,000～15,000円）

初心者におすすめなキス釣り用セットの構成は、次の項目に該当するものをおすすめします。

釣りセット自体は1万円もあれば購入できます。クーラーボックスが無い場合は、ホームセンターなどで安いものを選んでもいいですが、保冷能力が弱いので、真夏には向いていません。もしそれで不満を感じたら、釣り専用の1万円前後のクーラーボックスがおすすめです。

中級者向けのセット（30,000～50,000円）

竿は長いほど飛距離を出せますが、長くなるほど振るのにコツがいるので、初心者タックルの短めの竿に慣れてから選択しましょう。

使うオモリは、浜名湖内なら10～20号の範囲で事足ります。もし遠州サーフなど外洋で遠投したいのであれば、オモリ負荷30号の竿を選んで、将来性も選択にいれるべきでしょう。竿は投げ釣り用の振り出し竿が持ち運びに保管も便利ですが、ルアー用や投げ竿用の継ぎ竿でも構いません。

仕掛けは浜名湖内ならキス用3本針で大丈夫です。針サイズは夏までなら5号以内、秋は7号も視野に入れる程度。5本針以上の仕掛けもありますが、湖内のポイントによっては根掛かりリスクが増えるだけですし、クサフグに仕掛けを切られると面倒です。

興味があれば、Amazonやナチュラムでキス釣りの道具を探してみてください。

おすすめの釣りエサは？

浜名湖のキス釣りで使うエサは、青ジャムシか赤ジャムシで十分です。どちらも近郊の釣具店には必ず置いてあるものですし、コストも安いしいろいろ釣れるのでおすすめです。

浜名湖特有でいうと「弁天ジャムシ」があります。青・赤に比べて高価ですが、特別釣れるってほどでもないため、キス釣りに使うのはもったいないですね。

虫エサが苦手なら、疑似餌の「パワーイソメ」もおすすめです。キスは仕掛けを動かすほうが釣れるので、虫エサの代わりにワームを使うだけで代用可能です。長期保存可能なのも大きなメリットですね。

浜名湖でキス釣りを楽しむためのワンポイントアドバイス

キス釣りは初心者にも簡単で、導入にもおすすめな対象魚です。

これから始めたい初心者の方は、あまり混雑せずに過ごしやすい5~6月の釣行で経験を積むといいでしょう。自信がついたら、ハイシーズンである8月前後で好きなポイントを選ぶといいです。

湖内で100mも遠投する必要はないので、使うタックルは釣具店で売っている「投げ釣りセット」みたいなので十分です。もし湖内の釣果で物足りなくなったら、より遠投向けなサーフキス釣り専用の物を選んで、舞阪堤の南側にある遠州サーフで遠投しましょう。

以下にキス釣りのコツをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

釣果を伸ばす明確なコツとしては、海中かつ海底のちょっとした変化を覚えること！真っ平らな砂地は外敵に狙われるため、キスなどの小魚は、砂地でもちょっとした窪みに潜む習性があります。

仕掛けを投げてリールを巻き、ちょっと引っかかるな━━と感じたら、一旦そこで止めて反応を待つと、群れに当たれば爆釣することもできます。

まとめ：キス以外も色々釣れるのが楽しみ

浜名湖でのキス釣りは、釣り初心者から上級者まで楽しめる魅力的な釣りです。針が多いキス仕掛けを使った投げ釣りは、他にも様々な魚種が釣れるので、子どもと一緒にやると情操教育にもなっておすすめです。

ただ注意してほしいのは、毒を持った魚も釣れる可能性があることです。

浜名湖のキス釣りで可能性があるのは、アカエイ・ミノカサゴあたりです。ちょっとした岩礁帯がまじるポイントでは、ゴンズイ・ハオコゼも入ります。表浜名湖の今切口付近では、ハオコゼとミノカサゴの危険性がそれなりにあるので注意してください。

今回ご紹介した5つのスポットを参考にして、ぜひ浜名湖のキス釣りにチャレンジしてみてください！