浜名湖で釣りをしていると、水深を知りたい時ってありませんか?
自分で知る方法としては、仕掛けが底に着くまでのスピードと時間から概算するテクニックはありますけど、流れが強くて仕掛けが流されると、うまくいきません。
そんなことをせずとも水深がわかれば、仕掛けやルアーの選択が楽になるのに……。
と悩んでいた方は、国土地理院の「湖沼図」が助けになります!
浜名湖全域の水深がわかる!国土地理院の湖沼図
国土地理院のウェブサイトに、「湖沼調査」の項目があります。
これは全国の湖沼(主に湖を対象)とした、水中の地形図と水深を記録したもの。
そこに浜名湖の湖沼図があるんですよ。
これの何がスゴイかっていうと、水深を等高線で描いている地図表記なので、水深と地形が丸わかりになるんですよ。
つまり、この地図で浜名湖全域の水深と海底地形に沈んだ養殖棚(牡蠣棚)もわかるから、魚釣りを知っている人ほど欲しい情報がのっているわけです。
例えば「マイマイ」の水深を知りたいなら
キビレの有名ポイントである「マイマイ」は、水深が分かるほど不思議なポイントだなと思います。
この急深ぶりが分かると、大型のキビレが多いことも頷けるし、狙うべき場所がやる前からわかるので便利ですよね。
超複雑な瀬戸水道もこの通り
今切口に続く急流ポイントの「瀬戸水道」は、等高線で見るとこんなに複雑。
今切口自体は水深7m前後だったはずなので、瀬戸水道はほぼ同等の深さだとわかります。
こうして水深がわかると、ウェーディングポイントがおのずとわかるのもいいですね。
ただし情報がかなり古いので信頼度は▲
この湖沼図が作成されたのは、かなり古いと考えられます。
次の画像は「砂揚場」のミオ筋なんですが、これを見て「あれ?」って思う人はいるはず。
砂揚場が現在とは違う大きさですし、浜名湖はまだ作成中。
この湖沼図だと、今は大人気の新居弁天海釣公園も工事中なんですよ。
じゃあいつ頃作られた地図なのかと調べたら、なんと測量日は「1965~1966年」でした。
この時代の浜名湖を知る人で、このブログを読んでいる人はいるのだろうか……。
まとめ:有益な地図情報であることに違いなし!
地図自体の情報は古いですけど、地形自体は現在とおおむね同じです。
あの時代より流入河川も減っているので、土砂流入も少なくなっているし、むしろ「砂が足りない!」と騒ぐ海水浴場があるくらいですから、水深もあまり変化はないはずです。
おすすめの使い方は、GoogleMAPの航空写真で水の色と水深を照らし合わせて、現在の水中がどうなっているかを想像しやすいことがメリットにあげられます。
岸からは投げれる距離に限界があるものの、ボート釣りメインの方にとっては海図にもなります。
浜名湖の深場はどこにあるかもわかるので、春と秋の大型狙いに有益な情報となります。
この情報を参考にして、浜名湖の魚釣りに活かしてください!
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