浜名湖の水温をチェックできる有能なウェブサイトを紹介

魚釣りをするうえで、現在の水温が気になる方は多いはず。

魚には適正水温があって、人間と同じく「過ごしやすい」「暑くね？」「寒くね？」となどと感じています。

活性が高くなるのは適正水温で、それ以上でも以下でも活性は低くなります。

でも水温を調べる方法は、現地に行ってから計るしかありません。

もし出かける前に確認できたら……？　便利だと思いませんか？

浜名湖の水温をウェブサイトから確認できる、便利なサービスをまとめてみました。

インターネットで浜名湖の水温をチェックしよう！

ネットで天気予報を見る人は多いでしょうけど、海の水温まで調べる人は少ないかと思います。

その中でも、浜名湖の水温をチェックできるサービスをまとめました。

ひとつずつ、どのようなデータを見ることができるかを説明します。

水産・海洋技術研究所（浜名湖分場）

水産・海洋技術研究所の水温データは、全国各地を見ることができます。

その中にある「浜名湖分場」から、浜名湖の水温を調べることができます。

特徴は以下の2点。

最新情報を知ることができないのが難点ですね。

おすすめの使い方は、過去の釣果情報と水温を照らし合わせて、「この時期でこの水温ならあれが釣れるんだ～」みたいな分析ができること。

Pythonでスクレイピングして、分析できる人にとってはありがたいデータになる。

もし最新の関東・東海の海況情報を知りたいならこちらがおすすめ。

お天気ナビゲータ 海ナビ

お天気ナビゲータ 海ナビは、浜名湖でもっとも人気な釣りポイントの水温を知ることができるのが最大のメリット。

データの閲覧は無料と有料のプランがあるので注意。

有料プランだと、最大30日先までの予想と過去データが見放題になるので、データ分析にも使える。

「明日の天気はどうかな～」のついでに見れるから優秀！

浜名湖定点観測データ（BISHOP）

BISHOPの海洋データはとても優秀です。

静岡県内の潮汐観測地点を参照しており、浜名湖はほぼ全域をカバーしています。

月1回のデータ収集なので、最新情報とはいきませんし、現実とのブレはあります。

ただ、水深別で採取しているので、シーズンで釣れる釣れないの魚を調査するのに、有益なデータだといえます。

特に奥浜名湖の、水深9m地点の情報を知れるのはありがたい。

Windy

いわずとしれた万能天気予測サービスのWindyも、実は水温を調べることができます。

海水温と海流の方向と強さを色分けしており、視覚的にわかりやすいのが利点。

ただし、細かい表記ではなく大雑把なため、浜名湖を知るのは参考程度にしたほうがいいでしょう。

むしろ外洋で釣りをする人にとって、海水温と海流の予報が見れることがありがたいはず。

水温データを有効活用する方法

季節の移り変わりで、釣れる魚と釣れなくなる魚がいますよね？

魚ごとの産卵行動に移るきっかけは、水温だと考えられています。

産卵期になると、エサが豊富な浅い沿岸に近づいてきます。

このタイミングは漁も釣りもしやすく、脂ものって美味しいため、「旬」と呼ばれています。

水温は外気温に影響を受けるため、大雑把にいえば四季で大きく変化するわけです。

釣果情報を過去から最新まで記録しておき、水域の水温データもあると、どこで何が釣れるのかを水温変化で特定しやすくなるため、◯月に何が釣れるのかを把握しやすくなります。

これは浜名湖だけでなく、全国各地でも使える情報なので、有効活用しましょう。

まとめ：データ分析が得意な人は水温チェックをしたほうがいい

水温データを自力で集めるのには限界があります。

本記事で紹介したデータ収集サービスを利用すると、労力が少なく済みますし、水温以外の気象情報や水中の様子まで判別することもできます。

釣れるか釣れないかのデータは、釣果情報がもっとも有益であることに違いはありません。

ただし、釣れ出すタイミングまでは判りません。

基本的に魚は、適正な水温を探して移動するので、もっとも有益な情報は「適正水温を完全に把握すること」だと思います。

データ分析が得意な方は、これらの情報を駆使することで、「◯月の何日にアレが釣れるだろう」と予測し、誰よりも早くチャンスを掴むことができるでしょう。