メジナは沿岸の磯場に居る魚で、魚釣りの人気ターゲットです。
浜名湖におけるメジナ釣りは、大型の個体が少ないためサイズ狙いは難しいですが、30cm以内は多いので数釣りも楽しめるし、引きも強いので楽しい魚です。
特に難しいテクニックも必要としないですし、手の平サイズなら無数に釣れる時期もあります。
なので、初心者が魚釣りに慣れつつ、楽しさを覚えるのに最適なターゲットといえます。
当記事では下記の順で、なるべく要点を絞って説明しています。
「浜名湖でメジナを釣りたい!」人に向けて、なるべく要点を絞って説明していますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
- メジナってどんな魚?
- メジナ釣りに最適なシーズンと時間帯について
- 浜名湖内でメジナ釣りの人気ポイントをエリア別で
- メジナを釣るタックルの選び方(エサ)
- メジナを美味しく食べる料理レシピを紹介
メジナってどんな魚?
メジナは比較的温かい海を好んでおり、黒潮が近い太平洋側の沿岸に生息しています。
生息地は磯などの岩礁帯で、港湾部の堤防やテトラ帯に居ます。
岩についている海藻を食べる食性ですが、釣りエサではジャムシなど多毛類やオキアミで釣ることができます。
浜名湖は表浜名湖の今切口に多く生息しており、(ある程度は)通年で狙うことができます。
釣り方としてはウキを使い、コマセを撒く「ウキフカセ」が主流。
コマセを撒く理由は、水深がある磯では大型のメジナほど底付近にいるため、コマセで中層までおびきよせる手段に使っています。
最適なシーズンと時間帯は?
メジナの釣りやすいシーズンは、春から秋にかけて(4~10月)です。
特に5~8月頃は、手の平サイズの「木っ端グレ」が多く、入れ食いになることもしばしば。
エサはオキアミを使って簡単に釣ることができます。
サイズ狙いなら、同時期でエサ取りが静かになる夜間がおすすめです。
今切口の堤防では、夜の電気ウキ釣りで、30cm前後のクロダイとメジナを同時に狙えるし、実績もあります。
浜名湖内でメジナ釣りの人気ポイントをエリア別で
浜名湖内のメジナは、今切口の堤防沿いに生息しています。
それ以外のエリアでは、少なからず居ることもありますけど、釣り対象にするほど数はいません。
ですので、魚釣りのポイントは表浜名湖に限定できます。
表浜名湖で人気のポイント
メジナを釣ってみたくなったら、この4箇所がベストです。

特に数が多いのは、海釣公園と舞阪堤になります。
メジナを釣るタックルの選び方(エサ)
メジナ釣りのタックルは、エサ釣りを主体に考えましょう。
ルアーでもワームを使えば釣れないこともないですが、エサの臭いで引き寄せるほうが効率的です。
エサ釣りでおすすめのタックル構成(ウキフカセ)
浜名湖のメジナ釣りは、外洋に面した磯ほど水深は深くありません。
浜名湖で使うタックル構成は、以下の物を選べば、他の釣りにも汎用的に使えます。
- 竿:磯竿1~2号、4~5.4m程度が望ましい。
- リール:2000番か3000番のスピニングリール。
- ライン:道糸3号(PE0.8号)、ハリスは1~3号のナイロンかフロロ。
- 針の大きさ:チヌ針なら3~5号で好み。グレ針なら4号を基準に。
竿は5mは欲しいところで、1.5号あればクロダイ釣りにも使えます。

使うウキはドングリウキでもいいですが、視認しやすさで細長いタイプを選んでも構いません。
コマセ使っても使わなくても、木っ端グレが多い時期は、オキアミを底付近に届けるほうが難しくなります(着底前にエサ取りされるため)。
そんな時でも大型を狙いたいなら、ウキを外して、仕掛けの一番下にオモリをつけた、胴付き仕掛けにして、底付近にエサを置くようにしましょう。
20cm以内の手の平サイズと戯れたいなら、ウキを使った仕掛けが安定して楽しめます。
メジナはエサを食べたら底へ逃げるため、スッと消し込むウキを見るのは楽しいですよ!

オキアミを使ったメジナ狙いは、ヒレに毒のあるアイゴが釣れやすいので気をつけましょう。
メジナを美味しく食べる料理レシピを紹介
メジナは磯に住んでおり、海藻を食べるので、磯臭いイメージが強いですね。
実際はそんなこともなく、釣ってきちんと保冷したあとに処理すれば、淡白な白身は刺身でも加熱でも美味しくいただけます。
- 新鮮だからこそ可能な刺身
- 簡単かつ美味しい塩焼き
- まとめて調理したいなら煮物
刺身は正直いって美味い
メジナが磯臭いといわれるのは、草食で内臓から臭いがするためです。
ちゃんと腹を取って水で洗い流せば、クセのない上品な白身を楽しめるので、下処理は丁寧にしましょう。
刺身は甘みもあって食べやすく、クロダイより美味しいと誰もが思うはず!
20cm前後は塩焼きが手っ取り早い
秋の今切口では、20~30cmがよく釣れるようになります。
このサイズは刺身にしやすいけれど、調理の簡単さとあますことなく食べたいのであれば、塩焼きがおすすめです。
脂ものっているので身もホクホクですし、何もつけなくても美味しいと感じるはずです。
まとめて煮込むのも美味しい
夏から秋にかけては、手の平サイズの木っ端グレが釣れやすく、全部持ち帰ると調理も大変です。
まとめて調理したいなら、内臓を取って洗い、きちんと下処理をしたうえで、鍋に数匹入れた煮魚がおすすめです。
身も箸で簡単にほぐれて食べやすいですし、ホクホクな白身は食欲をそそります。
香味野菜や貝類と一緒に煮るアクアパッツァもおすすめです。
最後に:メジナは魚釣りの楽しさを教えてくれる
浜名湖の堤防釣りはクロダイが有名なので、メジナは影にかくれたマイナーな存在です。
でも、簡単な仕掛けとエサで釣れますし、ただ釣るだけならテクニックも必要ないので、初心者に釣りの楽しさを伝えるターゲットとして最良の選択になるでしょう。
手の平サイズでも引きが強いので、子供にとっては手強い相手になります。
よく釣れるサイズに慣れたら、仕掛けや釣り方に工夫を加えることで、20cm以上を狙うこともできます。
釣りの勉強をするなら、「魚を釣り上げる」以上にわかりやすい教本はありません。
この記事が誰かの参考になり、釣果に結びついたら最高です!
ルールを守って安全に、そして楽しく、浜名湖の釣りを楽しんでくださいね。
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