夏の浜名湖は、小さなお子さんから大人まで手軽に釣りを楽しめる絶好のシーズンです。特にサビキ釣りとタコ釣りは道具もシンプルで、初めての方でも十分に釣果が期待できます。
本記事では、夏の浜名湖で家族みんなが楽しめる釣り方と、安全に釣りを楽しむためのポイントをわかりやすくご紹介します。
夏の浜名湖で楽しめる釣り2選
1. サビキ釣り:小アジ・イワシの数釣りを楽しもう
- おすすめの対象魚:アジ、イワシ、サバ
- 釣り方の特徴:複数の針がついた仕掛けで一度に何匹も釣れる
- 狙い目の時間帯:朝マヅメ(日の出前後)、夕マヅメ(日没前後)
サビキ釣りは、エサとなる小さなエビ(アミエビ)を海中にまいて、魚を集めて釣る方法です。仕掛けには小さな針が5〜8本ついており、運が良ければ一度に複数匹釣れることも。お子さんでも簡単に楽しめる釣り方で、夏の浜名湖では5月頃から秋にかけてアジやイワシが回遊してきます。
釣れた魚は新鮮なうちに持ち帰れば、唐揚げや南蛮漬けなど美味しく調理できます。ただし魚は傷みやすいので、クーラーボックスに氷を入れて、釣れたらすぐに冷やすようにしましょう。

2. タコ釣り:引きの強さにワクワク!
- おすすめの対象魚:タコ
- 釣り方の特徴:タコ専用のエギ(疑似餌)を海底で動かして誘う
- 狙い目の時間帯:日中でもOK、潮止まり前後
タコ釣りは、カニや小魚の形をした「タコエギ」という疑似餌を海底に沈めて、タコにつかまらせる釣り方です。タコは春から夏にかけて浅い場所に近づいてくるため、この時期が狙い目。6月以降はサイズも大きくなり、握りこぶし大のタコが釣れることもあります。
タコがエギに抱きつくと「ズシッ」とした重みが竿に伝わり、お子さんでもわかりやすいアタリが特徴です。釣り上げる時は墨を吐かれることもあるので、バケツやタオルを準備しておくと安心です。

夏に釣れやすい魚
夏の浜名湖では、以下の魚たちが活発にエサを食べています。
- アジ:(エサ・ルアー)サビキ釣りの定番ターゲット
- イワシ:(エサ)群れで回遊するため数釣りが楽しめる
- サバ:(エサ)アジと一緒に釣れることが多い
- タコ:(エサ)専用のタコエギで狙う
- キビレ:(エサ・ルアー)夜釣りで狙える大物
- シーバス:(ルアー)ナイトゲームで人気
- ハゼ:(エサ)お子さんでも簡単に釣れる
- マゴチ:(ルアー)底を狙う釣り方で
初心者におすすめ!夏の浜名湖釣りスポットTOP2
1位:新居弁天海釣公園
おすすめ度:★★★★★
浜名湖エリアで最も人気の高い釣り施設です。T字型の堤防が5基あり、広々としたスペースで家族連れでもゆったり釣りができます。駐車場は24時間400円(最初の30分は無料)で、トイレや洗い場も完備されているため、小さなお子さん連れでも安心です。
園内には釣具店「今切ショップ」があり、釣り竿のレンタルやエサ・仕掛けの販売も行っています。初心者の方には店員さんが釣り方を教えてくれるサービスもあるので、手ぶらで訪れても大丈夫。サビキ釣りとタコ釣りの両方が楽しめ、夏場は特にアジやイワシの群れが入ってくることが多く、お子さんでも釣果に期待できます。

施設情報
- 所在地:静岡県湖西市新居町新居官有無番地
- 駐車場:1回400円(最初の30分無料)
- トイレ:あり
- 釣具店:今切ショップ(平日8:00〜16:00、土日祝6:30〜16:00または17:00)
- 電話:053-594-8889
2位:網干場(舞阪港)
おすすめ度:★★★★☆
今切口に近い場所にある投げ釣りのポイントです。新居弁天海釣公園ほど混雑していないため、比較的ゆったりと釣りができます。駐車場は1回410円で、トイレも完備されています。
春にアジやイワシが入ってきてから釣り場が賑わい始め、夏場はサビキ釣りとタコ釣りの両方が楽しめます。ただし、潮の流れが速い時間帯は仕掛けが流されやすいので、潮止まり(潮の流れが緩やかになる時間)を狙うのがコツです。

施設情報
- 所在地:静岡県浜松市中央区舞阪町舞阪
- 駐車場:1回410円
- トイレ:あり
- 近くの釣具店:荒川釣具店、あけぼの釣具店
- 近くのコンビニ:セブンイレブン浜松舞阪店
夏の釣りに必要な道具と予算
初めての釣りでも、基本的な道具さえ揃えれば十分に楽しめます。予算はかなり抑えた設定にしています。この予算内だと、道具の耐久性には少し難があることに注意してください。
サビキ釣りセット(予算:3,000〜5,000円)
- 釣り竿とリールのセット:2,000〜3,000円程度
- サビキ仕掛け:300〜500円(複数セット購入がおすすめ)
- アミエビ(エサ):300〜500円
- バケツ:100〜300円(海水を汲んで使用)
- クーラーボックス:1,000円〜(釣れた魚を保管)
- 氷:コンビニや釣具店で購入

タコ釣りセット(予算:3,000〜5,000円)
- 釣り竿とリールのセット:2,000〜3,000円程度
- タコエギ:300〜800円(複数個準備)
- バケツまたはクーラーボックス:タコを入れる用

あると便利なもの
- タオル:手や顔を拭く、魚をつかむ時にも使える
- 帽子・サングラス:日差し対策に必須
- 日焼け止め:こまめに塗り直しましょう
- レジャーシート:休憩時や荷物置きに
- 虫除けスプレー:早朝や夕方は蚊が多い
- ゴミ袋:ゴミは必ず持ち帰りましょう
新居弁天海釣公園では釣り竿のレンタルもあるため、初回は手ぶらで訪れて道具を借りるのも一つの方法です。
【重要】夏の釣りで絶対に守りたい熱中症対策
夏の釣りで最も注意すべきなのが熱中症です。
海風が気持ちよく感じても、実際には強い日差しと照り返しで体温は上昇しています。特にお子さんは大人よりも身長が低いため、地面からの熱をより強く受けます。また、遊びに夢中になると水分補給を忘れがちなので、大人がこまめに声をかけることが大切です。
水分補給だけでは不十分!体温を下げる工夫を
熱中症対策というと水分補給ばかり注目されますが、実は体温を下げる工夫が最も重要です。
効果的な体温の下げ方
- 首・脇の下・太ももの付け根を冷やす:太い血管が通っている場所を冷やすと効率的に体温が下がります。保冷剤や濡れタオルをこれらの場所に当てましょう。
- こまめに日陰で休憩する:1時間に1回は必ず日陰で休憩を。釣れている時でも無理は禁物です。
- 帽子とサングラスの着用:頭部への直射日光を避けることで、体温上昇を抑えられます。
- 通気性の良い服装を:速乾性のある服や、首周りがゆったりした服がおすすめです。
- 塩分補給も忘れずに:汗で失われる塩分も補給しましょう。スポーツドリンクや塩飴が便利です。
お子さんの様子を常にチェック
お子さんが以下のような様子を見せたら、すぐに涼しい場所へ移動し、休憩させてください。
- 顔が赤い、または逆に青白い
- 汗をかかなくなった
- ぼーっとしている、元気がない
- 頭が痛い、気持ち悪いと訴える
熱中症は命に関わる危険があります。「まだ大丈夫」ではなく、早めの対策と休憩を心がけましょう。
【まとめ】夏の浜名湖は家族で釣りデビューに最適!
夏の浜名湖は、初心者やお子さんでも手軽に釣りを楽しめる絶好のシーズンです。サビキ釣りでは一度に何匹も釣れる興奮を、タコ釣りでは力強い引きのスリルを味わえます。新居弁天海釣公園や網干場なら施設も充実しているので、家族連れでも安心して1日を過ごせます。
ただし、夏の釣りで最も気をつけたいのが熱中症です。水分補給だけでなく、こまめに日陰で休憩し、首や脇の下を冷やすなど体温を下げる工夫を忘れずに。特にお子さんは大人以上に地面からの熱の影響を受けやすいため、常に様子を観察し、早めの対策を心がけましょう。
釣り場ではゴミの持ち帰り、駐車マナーの徹底、周囲の釣り人への配慮も大切です。ルールとマナーを守って、夏の浜名湖で素敵な家族の思い出を作ってください!
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