浜名湖のサヨリ釣りは、夏から秋にかけてがベストタイミングです。
サヨリは群れで移動するため、1匹釣れたら複数釣れることが期待できます。仕掛けはお手軽なセット販売もされているため、初心者にもはじめやすくおすすめの対象魚です。
本記事では、浜名湖でのサヨリ釣りを楽しむための「シーズン」「効果的な釣り方」「おすすめの釣り場」について詳しく解説します!
サヨリの生態を知ることが攻略に繋がる!
サヨリは水面付近を泳ぐ魚で、内湾や河口部など汽水域を好む魚です。細長く下顎が尖った魚で、動物プランクトンなど極小の生物を食べています。
釣りシーズンは基本的に「夏」がメイン。
サヨリの産卵期は4~8月頃の夏から秋にかけて。ふだんは流れが緩やかな海を群れで行動していますが、春になると産卵のため沿岸近くに来るようになり、ここが釣りシーズンとしてスタートするタイミング。産卵個体は大型が多く数釣りにも期待できます。
警戒心が強い魚で人の気配などの影に敏感。そのため釣果を伸ばすコツは、穏やかに晴れた日よりも、若干波がたつくらいに風があったり、濁りがあったり、雨の日などを意識するといいでしょう。
浜名湖でサヨリ釣りのベストシーズンは?
浜名湖でサヨリが釣れるベストシーズンは7月から10月です。
サイズ狙いなら3月頃でも可能ですが、沿岸からの投げ釣りでは難しくボート釣りが条件になります。なんだかんだで1年中はどこかにいる魚です。
釣れる時間帯を補足しますと、早朝や夕方の時間帯がおすすめです。
特に日の出直後はプランクトンの動きが活発化するため、サヨリの活性も高くなるので釣りやすくなります。安定した釣果を目指すなら、夜明けから11時頃までを目安にするといいでしょう。
そしてサヨリ釣りでもっとも難しいのが、「今どこに居るのか?」です。
最も難しいのが「今どこで釣れる?」を把握すること
サヨリは回遊性のある魚なので、今日ここで釣れたからといって、明日も同じように釣れるとは限りません。
釣れるポイントに内湾や港内が多いことから、一度入りこんだサヨリをいかに留めるかが勝負になります。コマセで寄せる魚ではありますが、多く撒いてお腹いっぱいにさせないよう、適度にアミエビを使うのが理想です。
浜名湖のサヨリ釣りポイントに関しては、詳しく後述しています。
サヨリの効果的な釣り方と仕掛け紹介
浜名湖でのサヨリ釣りには、基本的に市販のサヨリ釣り仕掛けを使うのがおすすめです。
サヨリは水面付近にいるので、エサを水面下50cm前後に置くのが理想。なおかつ遠投可能なのが条件ですし、コマセを使って魚を寄せたいので、これらを実現するには下のような「コマセカゴ付きの飛ばしウキ仕掛け」が必須になります。

このウキとカゴの部分は使い続けることができます。交換が必要になるのはハリスと針ですね。サヨリは下顎が硬くて歯がざらざらしています。サヨリ仕掛けのハリスは細く、何匹か釣り続けると切れることもあります。ですので、下のような「ハリス+針のセット」があると安心です。

使用するコマセはアミエビで
サヨリを寄せるコマセには「アミエビ」を使います。
安価かつ釣具店ならほぼどこでも買えますし、ネットで冷凍を大量購入してストックできるなら、サビキ釣りなど他のコマセ釣りにも使えます。
このアミエビは溶かしたものをコマセカゴに入れて、針にはアミエビを付けるか、小型のオキアミを使います。場合によってはサビキ針のような目立つ皮のついた針を使うことも。
解凍したアミエビは柔らかいため、サヨリ用の針につけるのはけっこう難しい……。なのでスピード重視でエサを付けたいなら、小型のオキアミを別に用意しておくべきです。さらに効率を求めるなら、ワームなどの疑似餌を選択肢に入れてもいいですね。
浜名湖でのおすすめサヨリ釣りポイント

浜名湖にはサヨリ釣りに適したポイントがたくさんあります。この項目では、特に実績と人気の高い3つのポイントを紹介します。
1. 舘山寺・内山海岸

- おすすめのシーズン:6~9月
舘山寺でのサヨリ釣りは、夏から秋にかけて楽しめますが、特に梅雨開け頃がおすすめ。
内浦湾でもポイントを厳選するなら、セブンイレブンから動物園にかけての護岸部分(浜名湖ベイストリート)。人気なのは無料駐車場近くで、ここに人が多く居る時はサヨリのシーズンだなと思います。
舘山寺はメジャーポイントですが、少しマイナーな近場でいうと、内山海岸から舘山寺にかけての自転車道路沿いもおすすめです。

自転車道路にはいくつか小河川の流れ込みがあります。その付近でサヨリ釣りシーズンになると、群れが来ているタイミングにはちあうことができれば、爆釣することもできます。ただ毎回とはいかないので、投げ釣りをしながら様子を見るのがベストです。
2.猪鼻湖

- おすすめのシーズン:6~9月(ボートなら3~7月)
奥浜名湖は小河川の流れ込みも多く汽水が強いので、サヨリが生息する条件も整っており、好ポイントが猪鼻湖全域に多くあります。
猪鼻湖は湾内になりますが、舘山寺の内浦湾と違って広いため、サヨリが居るかどうかすぐ判断できないのが難点です。
岸から釣るコツは、なるべく遠投して広範囲を探ること。アミエビを20m地点くらいに投げ込んで、様子を見ながら釣りをするのがベストです。ボートなら広範囲を見ながら周れるため、岸釣りよりもかなり有利です。
3.ボートレース浜名湖から鷲津にかけて(ボート釣り推奨)

- おすすめのシーズン:3~7月
競艇場付近はサヨリ釣りで人気も高く、春先の大型も実績があります。岸からの釣りが難しい水域なので、ボート釣りが前提となります。
サイズ狙いなら3~5月、数釣りなら7~9月がベスト。対象はサヨリだけに限定せず、シーバスやマゴチなどをルアーで狙いながら、サヨリの姿を確認して対象を変えるのが効率的です。アジングの小型ピンテールワームで釣ることもできるので、フロートリグを用意しておくといいでしょう。

浜名湖でのサヨリ釣りに対するユーザーの評価
浜名湖でのサヨリ釣りは昔から人気の対象魚です。釣具店ではタックルと仕掛けのセット売りもされていますし、仕掛けは結んだり付けたりするだけで簡単なので、初心者にも入りやすい対象魚です。
特に7月~10月のハイシーズンには数釣りが期待できます。釣果報告を確認してから行っても遅くはないですし、手軽に釣れる美味しい魚なので、家族連れやファミリー向けのレジャーとしても人気です。
浜名湖内のポイントは、アクセスが良く足場も安定している釣り場が多いので、安全に釣りを楽しむことができることの評価も高いですね。

サヨリが釣れるタイミングは釣果情報を頼りにしましょう。群れの位置を知りたいなら、釣具店で情報を集めたほうが正確です。
【まとめ】サヨリ釣りは群れを探して右往左往
- 釣れる時期:サヨリ釣りのベストシーズンは8月~10月頃。特に早朝や夕方が狙い目。
- 効果的な釣り方:遠投カゴ釣りやサビキ釣りが初心者にも扱いやすく、数釣りが期待できる。
- おすすめ釣り場:弁天島海浜公園、舘山寺が人気のポイント。
- ユーザー評価:初心者でも簡単に釣れ、秋には多くの釣果が期待できる。家族連れにも高評価。
- アクセスと設備:浜名湖にはアクセスが良く、設備が整った釣り場が多いため安心して楽しめる。
サヨリ釣りのコツとしては「情報の鮮度が命」といえます。
回遊魚であるため、毎日同じ場所に居るとは限りません。釣具店の釣果情報を参考にするなら、毎日のように更新している店舗をフォローしておくのが重要です。冒頭で話したように、サヨリは警戒心の強い魚なので、風があって波が高いタイミングだったり、雨の後で濁るタイミングを狙って釣行するのもテクニックです。
そして何よりも、釣れる時期とポイントをどれだけ把握しているかが釣果に繋がります。釣果実績のあるポイントを複数選択肢に入れておき、柔軟に選ぶフットワークが釣果に結びつきます。特に爆釣を経験したいのなら、釣れたという情報が入る前に始めるのが大切です。
この記事を参考に、ぜひ次回の釣行でサヨリ釣りを楽しんでみてください。釣りと食の楽しみを満喫できること間違いなしです!
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