浜名湖の沿岸は砂浜も多く、ウェーディングできるポイントがいくつかあります。
狙う魚はクロダイ・キビレ・シーバスがメイン。
他には、ハゼ・メバル・キスなども期待できます。
本記事では、経験とやりやすさから考慮した10箇所のポイントに絞って紹介しています。
穴場も紹介していますので、ぜひ最後まで読んでください!
浜名湖でおすすめのウェーディングポイント10選
記事中で紹介しているポイントは以下の条件で決めています。
- ウェーディングでこそ釣りやすい対象魚がいること
- 過去の釣果実績
これらの要素に当てはまるポイントがこちらです。
- 中之島・渚園
- 浜名湖ガーデンパーク
- 瀬戸水道
- 都田川河口
- 弁天島のミオ筋
- 村櫛海水浴場
- 内山海岸
- 浜名湖パークビレッジ周辺
- 女河浦
- 佐久米海岸
該当してないポイントでも、釣れないわけじゃありません。
自らポイントを探すのも、楽しみ方のひとつです。
では一箇所ずつ、ポイントの特徴と対象魚の説明をしていきます。
1.中之島・渚園
表浜名湖に位置する「中之島」と「渚園」は、ウェーディングこそ光るポイントです。
おすすめのシーズンは春~秋にかけて。
春先はバチ抜けからキビレとシーバスの活性が上がりだし、シンペンのドリフト釣法で”浜名湖ルアーゲームの開幕”をつげる釣果が目立つように。
夏はシャロー帯でチヌのトップゲームが楽しめるし、パワーイソメを投げればキスも期待できます。
秋から冬にかけては、乗っ込みでサイズ狙いがしやすいエリアで人気です。

駐車場からポイントへのアクセスも良く、幅広く探れるし、エイのリスクも少ないので、ウェーディング初心者にも最適ですね。
2.浜名湖ガーデンパーク
ガーデンパークの東側は広い砂浜があり、ここがウェーディングポイントです。
駐車場からけっこう歩くポイントなので、競争率が低い&広範囲を探れることがメリット。
おすすめは春と秋で、キビレ・シーバス・マゴチに期待できます。
遠距離を重いルアーで広々と、近距離をシンペンとレンジバイブでピンポイントを狙うスタイルがおすすめです。

広々としているし、100m以上投げてもいいので、サーフルアーの練習場にもいいポイントです。
3.瀬戸水道
浜名湖屈指の激流ポイントである瀬戸水道は、南側がウェーディングポイントになります。
ポイントの性質上、”下げ3”くらいから入るか、潮止まりからの上げが有利。
基本的にシーバス狙いに絞るほうがよく、春と秋に水深2m範囲をくまなく探れるルアーがあると便利です。
クロダイ・キビレ狙いなら夏のトップゲームがおすすめ。

4.都田川河口
都田川河口はベイトも多く、浅瀬が広がる絶好のウェーディングスポットです。
春から秋にかけて楽しむことができ、主なターゲットはキビレとシーバス。
特に夏から秋にかけては活性も高く、潜在するキビレの個体数はかなり多いエリアです。
最初はトップからはじめて、反応がなければミノーで緩急をつける。
それでも出なければ、シンペンとレンジバイブを使うなど臨機応変に対応しましょう。
砂地メインで水深もほぼ一定なので、レンジコントロールを練習する場所にも最適です。

5.弁天島のミオ筋
弁天島のミオ筋は、初見でウェーディングは危険があるものの、隠れた名ポイントです。
地図上では陸橋付近がいかにも釣れそうですよね。
でも潮が動いているタイミングでは、かなり流れが速いエリアでもあります。
ですので、ミオ筋は潮の出入り口を攻めるほうが安全かつ確実。
おすすめは秋の乗っ込みシーズンで、産卵行動に移る大型個体が必ず通る道だから、定点で待ち受ける釣りに向いているポイントです。

6.村櫛海水浴場
村櫛海水浴場の北側には、広く遠浅の海岸があります。
岸からのシャローゲームなら、おそらく湖内最大規模のエリアでしょう。
サイズに期待は出来ないものの、おすすめは夏。
活性の高い小型のキビレやシーバスがうようよしているので、トップウォーターの練習にもうってつけのポイントです。
干潮時のウェーディングでは、腰以下の水深がかなり続くため、遠くに行きすぎて帰りが辛い事態にならないようにしましょう。
ウェーディングポイントでも、かなり広いエリアですし、対象魚のサイズ感からフライフィッシングをするには最適ですね。

7.内山海岸
内山海岸は目立たないポイントですが、穴場かつ個体数にも期待できるポイントです。
夏から秋では、沿岸を通る自転車道路から海中を見ると、キビレとクロダイが点々と泳いでいるのが見えます。
自転車で移動しつつ、魚がいっぱいいたらエントリー……みたいな方法もできます。
難点はポイントが広大すぎること。
徒歩でランガンするにも、ウェーダー履きながら夏に移動するのは、熱中症のリスクが高くなるのでおすすめはできません。
前向きに考えると、運動がてらに釣りを楽しむには最適の条件が整っています。

8.浜名湖パークビレッジ周辺
浜名湖パークビレッジは、新居弁天海釣公園の真横にあります。
ここは海水浴場があって、夏の営業期間(7月下旬~9月上旬頃)に入ることはおすすめしません。
むしろ海水浴場ではない、春と秋のシーズンでこそ狙い目のポイントです。
ポイントは砂浜の海岸なので、サーフルアーと同じ要領でタックルを準備し、シーバス・マゴチ・ヒラメが期待できます。
冬はメバルも期待できるため、オールシーズンで楽しめるポイントですね。

9.女河浦
女河浦は奥浜名湖の元海水浴場で、キビレ・シーバスの有名ポイントです。
トップゲームするほど浅すぎず、かといってボトム攻めするほど……な水深が続きます。
レンジが固定されるミノー系よりも、自由度が高いレンジバイブとシンキングペンシルが活きます。
おすすめは夏から秋の夜で、ルアーをゆったり巻きましょう。

10.佐久米海岸
佐久米海岸があるのは、東名高速「浜名湖SA」付近の海岸です。
奥浜名湖では比較的珍しい遠浅なエリアで、トップゲームとフライフィッシグが有名です。
夏から秋にかけては、ベイトも集まりやすく、あとは魚が居てくれれば……なポイント。
砂利浜の浅いエリアは、カニやエビを狙ったクロダイが居るので、フライはそれらのイミテートがおすすめ。
秋になるとハゼクランクもおすすめなので、気軽に入れて楽しめるポイントだと思います。

人気ウェーディングポイントから外れた穴場スポット
穴場スポットの定義は、「ウェーディングが出来るけど、それ以外でも十分釣れる」ことを条件に選んでいます。
1.舘山寺エリア(西海岸)
舘山寺の西側には、海水浴場にもなる砂浜があります。
それほど深くなく、腰まで入るウェーディングに向いているものの━━
実績だけでいえば、内浦湾の護岸でルアー投げたほうが良くない?……みたいなポイントです。

深場はマゴチやコウイカも居るので、キビレ狙いよりも、メタルジグやタコエギで底狙いがおすすめですね。
2.猪鼻湖(三ヶ日エリア)
三ヶ日のリゾートホテルがあるエリアは海岸があります。
このエリアは、過去にシーバス番組の撮影でもよく使われるポイントでもあります。
ウェーディングが出来るポイントはかなり限定されますし、水深変化も顕著なため、ルアーチョイスと操作が上手い上級者向けなところがネック。
回遊待ちが向いているので、秋から冬にかけておすすめですね。

ウェーディングする際の注意点
ウェーディングは海に入ってする釣りなので、安全意識と装備が重要です。
陸から釣りをするよりも、リスクは多くなることを肝に銘じてください。
主に注意すべきは以下の5点です。
- 潮位の確認:浜名湖は潮位の変化が大きいため、釣行前に必ず潮汐表を確認し、安全な釣行を心がけてください。
- 装備の準備:ウェーダーやライフジャケットなどの安全装備を着用し、万全の準備で臨みましょう。
- 天候の確認:急な天候の変化や増水に注意し、無理な釣行は避けましょう。
- エイへの注意:浜名湖にはエイが生息しているため、足元に注意し、エイガードの装着を検討してください。
- 単独行動の回避:可能であれば複数人での釣行を心がけ、万が一の際に備えましょう。
浜名湖の潮時表は舞阪港が基準です。
表浜名湖は誤差ないですが、奥浜名湖の潮位変化は舞阪より3~6時間以上遅れます。
特に「下げから上げ」のタイミングで海に入る際には注意しましょう。
浜名湖全域にアカエイは居るので、腰くらいの高さまで入る時は、ステッキで地面をつつきながらか、エイガードなどの安全装備は欲しいですね。
エイに刺されると、尋常じゃない痛みと腫れに苦しむことになり、数日間は足パンパンになって後悔することになります。
「ああしておけばよかった」と後悔する前に、出来る対策はしておくことが得策です。


まとめ:浜名湖ウェーディングは自由度の高さが魅力
いかがでしたか?
浜名湖にはウェーディングスポットが数多くあるとわかったかと思います。
ルアーだと釣れる魚種は限定されがちですが、ハードルアーで反応がない時は、パワーイソメなどのソフトルアーに切り替えてみるのもおすすめです。
スナップにサビキ仕掛けを繋げて「投げサビキ」もできるし、天秤付きの投げ釣り仕掛けも結ぶことができます。
何も「ウェーディング=ルアー」の概念にとらわれる必要はありません。
この切替ができるようになると、浜名湖のウェーディングはもっと楽しみが増えると思いますよ!
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