10月の浜名湖は、水温がゆっくりと下がりはじめ、魚たちの活性が高まるベストシーズン。
カワハギやヘダイといった秋の代表魚に加えて、キスやカレイ、キビレなど多彩な魚が狙えるため、初心者が投げ釣りを体験するのに最適な時期です。
この記事では、週末に手軽に行ける釣りスポットや、浜名湖で覚えておきたい投げ釣りの基本を紹介します。
10月の浜名湖で釣れる魚と特徴
浜名湖の10月は魚影が最も濃く、投げ釣りで狙える魚も豊富です。
魚影が濃い━━ということは、虫エサを底に這わせるだけでも、何が釣れるか分からない楽しみがあります。どれか1魚種に限定した狙いかたよりも、いろいろ釣れる時期だからこそ、魚釣りを純粋に楽しむ秋シーズンにしたいですね。
投げ釣りの基本:仕掛けとエサ
● 仕掛け
- 竿:3.6~4.2mの投げ竿(オモリ負荷20号前後)
- リール:中型スピニングリール(3000〜4000番)
- 仕掛け:三本針の天秤仕掛けが定番
- オモリ:20〜25号
- ハリ:流線針8〜10号(カワハギなら専用針も)
浜名湖での投げ釣りなら、3.6〜4.2mの投げ竿+3000番台のリールがあれば十分楽しめます。特別な装備を揃えなくても、釣具店やECサイトで販売している「投げ釣りスターターセット」を選べばそのまま現地で使えます。
💡 ポイント:
オモリ20〜25号を無理なく投げられる竿を選ぶと、遠投も安定しやすくなります。
● エサ
- アオイソメ(青ジャムシ):万能エサ。これ1本で五目釣り可能。
- アサリのむき身:カワハギ狙いに最適。
- イシゴカイ:キスやハゼなど小物狙いに効果的。
カワハギとヘダイ狙いは青ジャムシで兼用することができます。
カワハギはエサ取りがうまいので、専門で狙いたいなら、エサ保ちがいいアサリのむき身を使いましょう。釣具店で販売しているのでもいいし、スーパーの冷凍コーナーで売っているものでも大丈夫です。
ささいな違いがあるとすれば、釣りエサとしての冷凍アサリは、旨味成分を配合していたりと誘引力があることです。
10月におすすめの浜名湖ポイント3選
① 弁天島海浜公園(表浜名湖)
- おすすめ魚種:カワハギ、キビレ、キス、マゴチ
- 釣り方:投げ釣り・ウキ釣り
- 狙い目時間:朝マヅメ・夜釣り
足場が良くトイレや駐車場も整っているため、ファミリーや初心者に人気。10月は潮通しのよい堤防先端で、アサリのエサにカワハギの強烈なアタリが出やすい時期。
キスやキビレも混ざるため、まさに“何が釣れるか分からない”五目ポイントです。

② 村櫛海水浴場(中浜名湖)
- おすすめ魚種:ヘダイ、カワハギ、キス、カレイ
- 釣り方:投げ釣り・ルアー
- 狙い目時間:下げ3分〜上げ潮
夏の海水浴シーズンを終えて静けさが戻る10月は、村櫛が狙い目です。砂地と航路が交わる場所ではヘダイやキビレの群れが回遊し、潮変わりのタイミングで好釣果が期待できます。
浅場はカワハギ、深場はカレイと、距離で魚種を変えられるのも魅力。

③ 砂揚場(表浜名湖・浜名港)
- おすすめ魚種:カワハギ、ヘダイ、キス、タコ
- 釣り方:投げ釣り・ルアー
- 狙い目時間:上げ潮、夕マヅメ
車を横付けできる好立地で、のんびり釣りを楽しむには最適。秋の夕方にはヘダイやキビレが底付近を回遊し、アオイソメやボケをつけた天秤仕掛けでよく釣れます。
潮止まり前後はカワハギのアタリが集中するので、仕掛けを動かさず我慢の釣りも効果的。

浜名湖で10月に釣れやすい魚まとめ
魚種 | おすすめの釣り方 | シーズン状態 |
---|---|---|
カワハギ | 投げ釣り(アサリ) | 最盛期(肝パン) |
ヘダイ | 投げ釣り(アオイソメ・ボケ) | 最盛期 |
キス | 投げ釣り(三本針仕掛け) | 後半戦 |
キビレ | 投げ・ブッコミ | 好調 |
カレイ | 遠投釣り | シーズン入り |
10月はカワハギとヘダイが旬の中心。水温が安定しているため、昼でも夜でも釣果が期待できます。
週末釣行におすすめのスタイル
初心者なら「ちょい投げ五目釣り」がおすすめ。
仕掛けを軽く投げて底を取るだけで、カワハギ・キス・ヘダイが混ざる五目釣りが楽しめます。浜名湖周辺の釣具店では、仕掛けやエサを現地調達できるので手ぶらでも安心。
潮止まり前後(特に上げ3分〜7分)はチャンスが多く、夕方の短時間でも結果が出やすいのがこの季節の魅力です。
【まとめ】秋の浜名湖でのんびり投げ釣りを楽しもう
10月の浜名湖は、初心者が「投げ釣りの面白さ」を体験できる理想的な季節。
軽装でも過ごしやすく、魚の種類も多いため、1日で何種類も釣れることも珍しくありません。休日の朝、温かい飲み物を片手に竿を出せば、カワハギの鋭い引きやヘダイの銀色の輝きに秋を感じられるはずです。
装備はシンプルでOK。まずは浜名湖の穏やかな風の中で、のんびりと第一投を楽しんでみましょう。
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