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記事内容は、ポイントの詳細からはじまり、季節ごとに釣れやすい魚と方法などをまとめています。
本記事は「三ヶ日(猪鼻湖)」をご紹介!
- 三ヶ日(猪鼻湖)の基本情報
- シーズンごとに釣れやすい魚
- 釣れやすい魚を狙うタックル
- 周辺情報
三ヶ日(猪鼻湖)エリアの基本情報
猪鼻湖は浜名湖の北西にある湾のことで、キビレとシーバスの人気ポイントです。
猪鼻湖のエリアは大きく3つに分けられます。
- 三ヶ日駅周辺
- 三ヶ日佐久城公園周辺
- 猪鼻湖神社から北側
本記事では一箇所ずつ、簡単ながら紹介しているので、参考にしてください。
三ヶ日駅周辺の特徴
天浜線「三ヶ日駅」の南は、比較的浅い水域が広がっています。
ほとんど護岸堤防で、陸から釣りができる場所はかなり限られます。
北側には河の流れ込みもあり、夏から秋にかけてはハゼ釣りが楽しめます。
陸からよりもボート釣りが向いており、浅瀬にいるあまりスレてないキビレをトップで狙うのがおすすめです。
三ヶ日佐久城公園周辺の特徴
佐久城公園は猪鼻湖の東側にあって、公園の西側と南側はかなり急深な海岸線が特徴。
北側の野地城跡はそれほど顕著な深さはなく、夜に電気ウキでキビレ・シーバス狙いをするならこっち。
佐久城公園からレークサイドウェイの間は、水中が複雑な地形になっているので、魚が居るポイントが地形で絞れることがメリット。
猪鼻湖神社北側の特徴
猪鼻湖神社は瀬戸水道の北側にあり、浜名湖屈指の激流&急深ポイントです。
秋から春にかけてのカレイ釣りが有名で、ここからレークサイドウェイにかけてがポイントになります。
神社付近の水道出口は、およそ水深10mほどあって、岸から100m以内は平均5mほどあるため、浜名湖内でもかなり深いエリアが広いポイントです。
そのため冬でも大型が潜んでいる可能性が高く、ロマンを求めるならおすすめですね
三ヶ日エリアでシーズンごとに釣れやすい魚
- 春:キビレ、カレイ、シーバス
-
キビレとシーバスは3月の終わりごろからで東側エリアがかたい。カレイは猪鼻湖の南側にある深場でエサの投げ釣り。
- 夏:キビレ、クロダイ、シーバス、ギマ、マゴチ
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チヌ(キビレ・クロダイ)は個体数が多く、浅瀬に寄るため、三ヶ日駅付近でボート釣りがおすすめ。東は夜に電気ウキでキビレとシーバスを。南側はどれでも狙えるけど、ルアーでマゴチとシーバスを同時に狙いたい。
- 秋:キビレ、クロダイ、シーバス、サヨリ、ハゼ
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攻め方の傾向は夏と同じ。サヨリは東側のレークサイドウェイ周辺で群れの入りかた次第。ハゼは全域の沿岸にいるけど、猪鼻湖でいえば北側に集中している。南側はシーバス狙いも最盛期。
- 冬:カレイ、サヨリ、ハゼ、シーバス、キビレ
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深場狙いが条件になるため、佐久城公園から猪鼻湖神社までがおすすめ。カレイはこの範囲ならどこでもチャンスはあって、外道にキビレとシーバスが来るかも。サヨリは大型になるが運次第で、水道付近でボートのほうが見つかる。
猪鼻湖で釣れやすいのは、キビレ・クロダイ・シーバスの3種です。
季節限定枠でサヨリとカレイ、レア枠で(岸からは狙いにくい)マゴチ。
猪鼻湖の南側は水深があるので、冬でも深場で休む個体が多く、年中どこかに魚はいるけど、岸から狙える範囲に居ないパターンが悩みどころ。
「このシーズンはどこで釣りをしたらいい?」を簡単に考えるなら━━
- 春:佐久城公園から北側
- 夏:全域の沿岸部
- 秋:レークサイドウェイ
- 冬:猪鼻湖神社周辺
「シーズン=水温の変化」ですから、春から夏の水温が上がる時期は浅いほうが集まりやすく、秋から冬の水温が下がる時期は深場に逃げていくのが特徴。
猪鼻湖は”北が浅く南は深い”とざっくり覚えておけば、季節ごとの攻略プランが練りやすいと思います。
エサで釣れる魚とおすすめタックル
エサ釣りをするなら猪鼻湖の東側がおすすめ。
対象魚 | キビレ、シーバス、カレイ |
---|---|
おすすめエサ | 青ジャムシ |
おすすめタックル | オモリ負荷20号程度の投げ竿でブッコミ仕掛け |
夏から秋にかけてがハイシーズンで、50mも投げれればマスト。
遠投するなら仕掛けを絡みにくくするため、天秤仕掛けがおすすめです。
オモリは15号ほどあれば十分すぎるくらいで、竿は30号あると余裕はあるものの、しなやかさでは20号がベストなので、投げやすい竿を選んで仕掛けを合わせていくのも重要です。
キビレもカレイもシーバスも、三本針仕掛けで釣れないことはありません。
ただ、シーバス狙いはエサを浮かしたほうが良いので、スズキ用のブッコミ仕掛けを用意しておくといいでしょう。
ルアーで釣れる魚とおすすめタックル
対象魚 | シーバス |
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おすすめルアー | シンペン、Fミノー、レンジバイブ |
おすすめタックル | 8~9ftのシーバスロッド |
急深エリアにルアーは適してないので、おすすめは夏から秋に西側でウェーディングかな。
猪鼻湖の西側はホテルが多く、砂浜ができるように造成されていたり、東側より全体的に浅めです。
水深もキャスト範囲は3m前後がせいぜいだから、ミノーのレンジがかっちりハマります。
北部の釣橋川が流れ込んでいるエリアは、水深2m未満が広いため、夏のトップゲーム向け。
この辺りは護岸されているので、ウェーディングよりもランガンで魚を探すほうが向いてますね。
周辺情報
三ヶ日といえばみかん、みかんといえば静岡の三ヶ日で有名です。
収穫時期になると、沿道で観光客向けに販売したり、スーパーの物産販売でも良くみかけます。
近年はスイーツだったり創作レシピに使われることも多く、お土産にするなら、三ヶ日みかんのゼリーは安定かつ無難な美味しさですし、保存も長くてお土産にもおすすめです。
リゾートホテルもありますし、夕日が沈む浜名湖を高所から眺めるのは、かなり味わい深い経験になるはずです。
海のアクティビティはもちろんのこと、ちょっと離れれば山のアクティビティも体験できるので、三ヶ日エリアの観光能力はけっこう高いんです。
釣り以外も散策で楽しめるから、カメラ片手に映えスポット巡りもありかもしれない。
三ヶ日(猪鼻湖エリア)のまとめ!
- 猪鼻湖は西・東・南と3エリアで特色が違う
- エサの投げ釣りが向いているポイントが多い
- 冬は季節風を和らげてくれるが、夏はゲリラ雷雨がある
- シーバス釣るならリゾートホテル近く
猪鼻湖でルアーをやるなら西側、エサ釣りなら東側がおすすめです。
三ヶ日エリアは部分的に水深があるし、山が冬のキツイ風を遮ってくれるので、冬でもわりと釣りがしやすいこともメリットです。
地形を知るほどポイント絞りに悩みますが、何回も挑戦して、攻略していく過程も長く楽しむやり方が向いていると思います。
釣り場を綺麗に保つため、自分で出したゴミを持ち帰るのはもちろん、目についた他のゴミも拾うことが、ポイントとアングラーを守ることに繋がります。
ルールとマナーをしっかり守り、楽しい釣り体験をしてみてください!
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