猪鼻湖(三ヶ日)~奥浜名湖の釣りポイント紹介~

三ヶ日・猪鼻湖~奥浜名湖の釣りポイント紹介~

『釣!浜名湖』をご覧いただきありがとうございます!

本記事では、奥浜名湖エリアの「猪鼻湖(三ヶ日)」を解説しています。

ポイント紹介は当然のこと、どんな魚まで釣れるのか、おすすめのシーズンなどをまとめています。細かすぎるポイント解説もしているので、ぜひ参考にして釣りに出かけてください!

目次

三ヶ日(猪鼻湖)エリアの基本情報

猪鼻湖は浜名湖の北西にある湾のことで、キビレとシーバスの人気ポイントです。

  • ポイント名:三ヶ日・猪鼻湖(みっかび・いのはなこ)
  • 所在地:静岡県浜松市浜名区三ヶ日町
  • アクセス方法:東名「三ヶ日IC」から最短3分、遠くて15分。
  • 駐車場部分的にあり
  • トイレ:海沿いにある天浜線の駅を利用するのが無難。映えスポットも(うなぎみかん)。
  • 近くの釣具店:フィッシング ジョイ、えさや小寺
  • 近くのコンビニ:ファミリーマート三ヶ日インター店、セブンイレブン三ヶ日西天王町店

猪鼻湖のエリアは大きく3つに分けられます。

猪鼻湖で釣りができるエリア
  • 三ヶ日駅周辺
  • 三ヶ日佐久城公園周辺
  • 猪鼻湖神社から北側

本記事では一箇所ずつ、簡単ながら紹介しているので、参考にしてください。

三ヶ日駅周辺の特徴

天浜線「三ヶ日駅」の南は、比較的浅い水域が広がっています。

地図で見るとわかりますが、小河川の流れ込みがあったり、穏やかな湾内なこともあり、ハゼ・キビレ・シーバス釣りを楽しむことができます。駅の近くは護岸堤防で、駅から離れた東西では、陸から釣りができる場所はかなり限られます

ハゼ釣りなら河川の流れ込み近辺がおすすめ。キビレとシーバス狙いなら、ボートで広範囲のシャロー帯を探るほうが釣果にも期待できます。岸から狙いにくいってことは、ライバルが少ないし魚がスレにくいメリットがあります。

三ヶ日佐久城公園周辺の特徴

猪鼻湖の東側にある佐久城公園は、隠れた投げ釣りスポットです。航空写真で見てもらうと、沿岸からすぐ海の色が濃くなっているので、他よりも深いことがわかるはずです。

公園のすぐ西側が特に深く、北側の野地城跡はそれほど顕著な深さはありません。重いオモリを使ったブッコミ仕掛けなら西側で、夜に電気ウキでまったり魚を待つなら北側がおすすめです。

三ヶ日ICから猪鼻湖の東側を通る道路の「レークサイドウェイ」では、春から秋にかけて投げ釣りが盛んです。

特に秋から冬にかけて、落ちキビレのはじまりと、カレイシーズンのスタートを同時に狙うことができます。春から夏にかけては、サヨリの定番ポイントでもありますね。ただ回遊次第なので運も絡みます。

猪鼻湖神社北側の特徴

猪鼻湖神社は瀬戸水道の北側にあり、浜名湖屈指の激流&急深ポイントです。このポイントは「瀬戸水道」でも紹介しているので、こちらも参考にしてください。

神社の北側は水深10m前後の広いエリアが特徴です。潮汐による流れの影響を受けにくいし、魚の通り道になるので、投げ釣りでチャンスを待つ方法が向いています。

特に秋は、シーバス・キビレの大型が期待できますし、冬にかけてはカレイの定番ポイントになります。

岸から投げれる範囲はせいぜい水深5m超くらいですが、浜名湖全体からすると深いほうですし、流れが早い表浜名湖よりもやりやすく、初心者から上級者まで釣りがしやすいポイントといえます。

真冬でもカレイ狙いをすることはできますが、季節風が真正面からくるので、防寒装備はきっちりしてください。

三ヶ日エリアでシーズンごとに釣れやすい魚

春:キビレ、カレイ、シーバス

キビレとシーバスは3月の終わりごろから。カレイは瀬戸水道北側からレークサイドウェイまでのエリアが対象。どちらもボートなら深場を狙えるので有利。

夏:キビレ、クロダイ、シーバス、ギマ、マゴチ

チヌ(キビレ・クロダイ)は個体数が多く、水温が上がれば浅瀬で泳いでる姿が見れるほど。数釣りなら猪鼻湖の北側でボート釣りがおすすめ。夜なら東側のエリアでまったりと。

秋:キビレ、クロダイ、シーバス、サヨリ、ハゼ

攻め方の傾向は夏と同じ。サヨリは東側のレークサイドウェイ周辺で群れの入りかた次第。ハゼは地図で小河川の流れ込み近くならどこでも。シーバスは大型を狙うなら瀬戸水道近辺で待ちの釣りに。

冬:カレイ、サヨリ、ハゼ、シーバス、キビレ

深場狙いが条件になるため、佐久城公園から猪鼻湖神社までの南側エリアがおすすめ。カレイはこの範囲ならどこでもチャンスがある。冬のサヨリは大型に期待できるけど、ボートが圧倒的に有利。

猪鼻湖で釣れやすいのは、キビレ・クロダイ・シーバスの3種です。季節限定枠でサヨリとカレイ。レア枠で(岸からは狙いにくい)マゴチ。

浜名湖内でも屈指の水深があるエリアがあるため、水温が下がる冬になるとそこへ移動する個体が多く、年中どこかに魚はいる特徴があります。ただし狙うにはボートが必須で、岸から狙うのは困難。寒さに耐えれるのなら、年中いつでも釣りで結果を出せるのが魅力的です。

シーズン別にどこで釣りをしたらいいのか?

「このシーズンはどこで釣りをしたらいい?」を簡単に考えるなら次のポイント選択がおすすめ。

猪鼻湖のシーズン別にどこで釣りをするか?
  • 春:佐久城公園から北側
  • 夏:全域の沿岸部
  • 秋:レークサイドウェイ
  • 冬:猪鼻湖神社周辺

近年は季節の境界もあいまいですから、「水温の変化」から魚の動きを読むのが戦略的。

傾向でいうなら、春から夏の水温が上がる時期は浅いほうが集まりやすく、秋から冬の水温が下がる時期は深場に逃げていくのが特徴。ですので、大雑把に「暖かくなってきたら北側」「寒くなってきたら南側」くらいの意識でも大丈夫です。

猪鼻湖は”北が浅く南は深い”とざっくり覚えておけば、季節ごとの攻略プランが練りやすいと思います。

エサで釣れる魚とおすすめタックル

対象魚キビレ、シーバス、カレイ
おすすめエサ青ジャムシ
おすすめタックルオモリ負荷20号程度の投げ竿でブッコミ仕掛け

エサ釣りは夏から秋にかけてがハイシーズン。ブッコミ仕掛けで遠投50mも投げれればマスト。遠投するなら仕掛けを絡みにくくするため、天秤仕掛けを使いましょう。

オモリは15号ほどあれば十分すぎるくらい。竿は30号あるとぶん投げるのに余裕はありますが、しなやかさと汎用性なら20号がベスト。スペックよりも自身にとって投げやすい竿を選ぶことも大切です。

ブッコミ仕掛けはエサが水底につくので、キビレ・カレイ・ハゼなど底物に向いています。シーバスは中層くらいにエサを置く必要があるので、ブッコミよりもウキ仕掛けが有利になります。

ルアーで釣れる魚とおすすめタックル

対象魚シーバス
おすすめルアーシンペン、Fミノー、レンジバイブ
おすすめタックル8~9ftのシーバスロッド

南から東にかけての急深エリアにルアーは適してないので、おすすめは、岸からやるなら西側でウェーディング。ボートなら湖内全域が対象になりますが、シャローとディープでルアーを使い分ける必要があります。

ウェーディングポイントは猪鼻湖の西側にあるリゾートホテルがおすすめ。砂浜ができるように護岸されていたり、流れ込みなどもあって地形変化に富んでいます。

水深もそれほど深くなく、キャスト範囲は3m前後がせいぜい。だからミノーのレンジがかっちりハマります

北部の釣橋川が流れ込んでいるエリアは水深2m未満が広いため、夏のトップゲーム向け。この辺りは護岸されているので、ウェーディングよりもランガンで魚を探すほうが向いてますね。

使うロッドは8〜9ftで好きな物を。夏から秋にかけてはキビレとシーバスがメインになるので、ロッド操作でレンジを変えれるSミノーがわりと使いやすい。チヌが見えるエリアならポッパーなりトップウォーターで。

岸からだとつい飛距離を意識するので、10ft近くを選択したいところですが、ウェーディングだとランディング時に魚を手元に寄せるとき、長すぎると穂先に負荷がかかりやすく、折れやすくなります。使いやすさなら8ft前後で、チヌモデルでもいいしシーバスモデルどっちでもおすすめですね。

上のようなライトモデルだと、浜名湖内のルアーゲーム全般を楽しめるスペック。オールシーズンでいろいろな魚を少ないタックルで楽しみたいなら、ライトゲーム仕様から選択するのがおすすめ!

周辺情報

三ヶ日といえばみかん、みかんといえば静岡の三ヶ日で有名です。収穫時期になると、沿道で観光客向けに販売したり、スーパーの物産販売でも良くみかけます。

近年はスイーツだったり創作レシピに使われることも多く、お土産にするなら、三ヶ日みかんのゼリーは安定かつ無難な美味しさですし、保存も長くてお土産にもおすすめです。

沿岸にはホテルに旅館など宿泊施設もありますし、マリンスポーツのメッカも近いから、リゾートで訪れるには適しているエリアですね。自動車なら東名から来れますし、JRでも天浜線乗換で来ることができます。

海のアクティビティだけではなく、ちょっと離れれば山のアクティビティも体験できるので、三ヶ日エリアの観光能力はけっこう高いんです。釣り以外も散策で楽しめるから、カメラ片手に映えスポット巡りもありかもしれない。

三ヶ日(猪鼻湖エリア)のまとめ!

メモしておくべきこと
  • 猪鼻湖は西・東・南と3エリアで特色が違う
  • エサの投げ釣りが向いているポイントが多い
  • 冬は季節風を和らげてくれるが、夏はゲリラ雷雨がある
  • シーバス釣るならリゾートホテル近く

猪鼻湖でエサかルアーどっちをやればいいか迷った場合は、ルアーをやるなら西側、エサ釣りなら東側がおすすめです。

このエリアは地形を知るほど魅力的なポイントが多く、しかし実際には沿岸から釣りができないエリアも多くあります。ボート釣りならライバルも少なく、水温が高い時期に浅瀬のトップウォーターで爆釣することも可能です。

エサ釣りも1年を通して狙うことができるので、猪鼻湖は浜名湖でもスペックが高いエリアといえます。メジャースポットほどでもないから、ハイシーズンでも競争率が低いのもうれしい。

釣り場を綺麗に保つため、自分で出したゴミを持ち帰るのはもちろん、目についた他のゴミも拾うことが、ポイントとアングラーを守ることに繋がります。

ルールとマナーをしっかり守り、楽しい釣り体験をしてみてください!

三ヶ日・猪鼻湖~奥浜名湖の釣りポイント紹介~

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