浜名湖の砂地に潜むヒラメやマゴチを、最も高確率で釣り上げる方法。それが「泳がせ釣り」です。
本物の小魚(活き餌)を使うため、偽物のルアーには反応しない警戒心の強い個体も、思わず口を使ってしまいます。
私(さしし)は初めてヒラメを泳がせ釣りで釣ったとき、その重さと独特の引きに「これが高級魚か…」と感動しました。
まずは「エサの確保」から始まる、この釣りの楽しさを知りましょう。
ヒラメとマゴチ:何が違う?
ヒラメ
「左ヒラメ」と呼ばれ、腹を右にして置いたとき目が左側に来ます。
口が大きく、歯が鋭い。高級魚として有名で、刺身にすると絶品です。
秋〜冬(10月〜1月)が最盛期で、特に11月〜1月は「荒食い」の時期で大型が狙えます。
マゴチ
「右コチ」と呼ばれ、目が右側に来ます。
ヒラメより細長い体形で、砂の中に潜む習性があります。
夏(6〜8月)が最盛期で、ヒラメが難しい季節でも楽しめます。
いつ釣れる?シーズンカレンダー
| 月 | ヒラメ | マゴチ |
|---|---|---|
| 1〜3月 | ◎ 大型の実績あり | △ 難しい |
| 4〜6月 | ○ 接岸開始 | ◎ 活発化 |
| 7〜9月 | △ 夏場は難しい | ◎◎ 最盛期 |
| 10〜12月 | ◎◎ 最盛期 | ○ まだ釣れる |
二種を狙い分けることで、春〜冬の長い期間楽しめるのがフラットフィッシュ釣りの魅力です。
泳がせ釣りのタックルとエサ
特別な道具は不要ですが、強烈な引きに耐えられる「粘り」のある竿が向いています。
ロッド(竿)
3m〜4m程度の投げ竿、またはシーバスロッド(Mクラス以上)を使います。
柔らかすぎる竿だと、ヒラメやマゴチの突進についていけないことがあります。
リール
3000番〜4000番のスピニングリールを使います。
ドラグ設定が重要なため、スムーズにドラグが出るモデルを選んでください。
ライン
ナイロン4〜5号、またはPEライン2号前後を使います。
仕掛け
「エレベーター仕掛け」または「胴突き(どうつき)仕掛け」が定番です。
市販の「ヒラメ・泳がせ仕掛けセット」が初心者には便利です。
活き餌(最重要!)
10cm〜15cmのアジ、サッパ、イワシが最高のエサです。
エサが元気であることが、釣果に直結します。
釣り場でサビキ釣りをしてエサを確保するのが定番のスタイルです。
エサの付け方と投入のコツ
エサとなる小魚を傷つけないよう、素早くセットします。
鼻掛け(最もスタンダード)
小魚の鼻の穴に針を通します。
最も外れにくく、魚が自由に泳げる基本の付け方です。
背掛け
背びれの前後に針を刺す方法です。
鼻掛けより動きが大きく、アピール力が増します。
投入のコツ
勢いよく投げるとエサが弱るため、下からふわっと放り投げるようにします。
エサが着水したら、リールのドラグを少し緩めておくのが重要ポイントです。
アタリへの対処:待つ楽しみ
泳がせ釣りの醍醐味は、ここからの「我慢」にあります。
前アタリ
エサの小魚が暴れ始め、竿先がピクピク動きます。
「近くに天敵(ヒラメなど)が来た」合図です。この段階では絶対に合わせてはいけません。
本アタリ
竿が大きく「ギュン!」と引き込まれます。
合わせのタイミング
「ヒラメ40(秒)」という言葉があります。
竿が引き込まれてから、しっかり針を飲み込むまで40秒待ってから合わせるという意味です。
重みがしっかり乗ったことを確認してから、力強くアワセます。
釣果を上げるための3つのコツ
1. エサを元気に保つ
エサの小魚が弱って動かなくなると、ターゲットに見放されます。
15〜20分おきに様子を確認し、弱ってきたら新しいエサに交換しましょう。
元気なエサが釣果に直結します。
2. 潮の流れを読む
ヒラメ・マゴチは潮の流れがある時に活発に動きます。
潮が動く満潮・干潮の前後が最もアタリが集中する時間帯です。
潮の「ヨレ」(流れが複雑になる場所)の付近に仕掛けを置くと効果的です。
3. 底を丁寧に取る
ヒラメもマゴチも底に潜む魚です。
仕掛けが底に届いているかこまめに確認し、糸がたるみすぎていたら少し巻いて調整しましょう。
Tip
「エサの交換」をこまめに! エサの小魚が弱って動かなくなると、ターゲットに見放されます。 15〜20分おきに様子を確認し、常に元気な小魚を泳がせておくことが釣果への近道です。
初心者おすすめポイント
新居海釣り公園

サビキでエサのアジを調達し、その場ですぐに泳がせ釣りに切り替えられる、浜名湖最高の「泳がせスポット」です。
ヒラメ・マゴチ・青物の実績が高く、大物も十分狙えます。
まとめ:本物のエサには勝てない!
ルアーで釣れない日でも、泳がせ釣りなら奇跡が起きることがあります。
ヒラメは秋〜冬(10〜1月)、マゴチは夏(6〜8月)が最盛期です。
サビキでエサを確保してからすぐに泳がせ釣りを始める「二段構え スタイル」で、効率よく高級魚を狙ってみましょう。
一度体験したら、あの興奮は忘れられません。

ルアーゲームで、より能動的にフラットフィッシュを仕留めたい方はこちら!