浜名湖の釣り場で、ボウズ(一匹も釣れないこと)を回避したいなら、迷わずカサゴの穴釣り・探り釣りをおすすめします。
特別な遠投や難しいアクションは必要ありません。
足元の隙間に仕掛けを落とし、「プルプルッ」という小気味良い引きを楽しむだけの、非常にシンプルで奥が深い釣りです。
私(さしし)も、「今日はもうダメかも…」という日に、穴釣りに切り替えてカサゴを連発したことが何度もあります。
これほど裏切らない釣りもなかなかありません。
カサゴとは?浜名湖における「鉄板魚」
カサゴは「根魚(ロックフィッシュ)」と呼ばれる底生魚です。
テトラポットの隙間や護岸の穴、石積みの間など、身を隠せる「根」に居着く習性があります。
一度縄張りを決めたら、そこからあまり移動しません。そのため「釣り人が仕掛けをその魚の目の前に届けてあげる」ことが最大のコツです。
白身で上品な味わいがあり、釣れたら美味しい食材になるのも魅力です。
いつ釣れる?カサゴのシーズン
カサゴは通年狙える魚ですが、最もアタリが多いのは冬(12月〜3月)です。
| 季節 | 釣果の目安 |
|---|---|
| 春(3〜5月) | ◎ 水温上昇で活発に動き始める |
| 夏(6〜8月) | ○ 日中は奥深くに潜む。夕方以降がチャンス |
| 秋(9〜11月) | ◎ 荒食い期。数・型ともに出やすい |
| 冬(12〜2月) | ◎◎ 最盛期。産卵前で活発。大型も出やすい |
他の魚が釣れない寒い時期でも、カサゴだけは頼りになります。
カサゴの穴釣り・探り釣りとは?
穴釣り
テトラポットや石積みの「穴」に直接仕掛けを落とす方法です。
穴の中に住んでいるカサゴの目の前にエサを届けます。
探り釣り
護岸や壁際、ケーソンの継ぎ目を歩きながら丁寧に探っていく方法です。
歩きながら「次の穴」へどんどん移動することで、広い範囲のカサゴを効率よく探せます。
どちらも仕掛けをカサゴの「目の前」に届けることが最大のコツです。
準備する道具(タックル)
穴釣りは狭い場所で釣りをするため、短い竿が扱いやすくて便利です。
ロッド(竿)
1m〜1.5m前後の穴釣り専用竿、または短めのコンパクトロッドが最適です。
長い竿は取り回しが難しく、テトラの上では危険を伴うこともあります。
リール
小型のスピニングリールやベイトリールを使います。
糸の出し入れがしやすければ、どちらでも構いません。
ライン(道糸)
ナイロン3号前後を使います。
根ズレ(テトラや岩に糸がこすれること)が多いため、強度のあるラインが安心です。
仕掛け:ブラクリ
ブラクリ(3号〜5号)という仕掛けが穴釣りの定番です。
オモリと針が一体化しており、テトラの穴に落ちやすい形状をしています。
価格も安く、1個100〜200円程度で購入できます。根掛かりで失うこともあるので、5〜10個は持っていきましょう。
おすすめのエサ
カサゴは食いしん坊なので、いろいろなエサに反応します。
サバの切り身(一番おすすめ)
エサ持ちが良く、匂いで強力に寄せます。
釣具店でパック売りされているものが便利です。切り身を2cm×1cm程度の小さめにカットして使います。
イカの塩辛・切り身
白く目立つため、視覚的にもアピールできます。
家の冷蔵庫に余ったイカを持参しても使えます。
アオイソメ(青ジャムシ)
万能エサです。動きで誘いたいときに有効です。
スルスルと動く自然な動きが、カサゴの捕食本能を刺激します。
釣り方の手順:5ステップ
- 仕掛けを落とす:穴の奥深くまで、リールの糸を出しながら慎重に落とします。糸がたるんでいると、カサゴが食っても気づけません。
- 底を取る:仕掛けが底に着いたら、糸のタルミを取ります。
- 少し浮かせて待つ:底から5〜10cmほど浮かせて数秒待ちます。ときどき小さく上下に揺らしてアピールします。
- アタリがあったら:「コンコンッ!」と手元に衝撃が来たら、すぐに竿を立てて巻き上げます。もたもたしていると魚が穴に潜り込んでしまいます。
- いなければ即移動:数分やって反応がなければ、次の穴へどんどん移動しましょう。これが最重要ポイントです。
釣果を3倍にする3つのコツ
1. ラン&ガン(即移動)が命
カサゴ穴釣りの最大の鉄則は「反応がなければ即移動」です。
1つの穴に3〜4回落としてアタリがなければ、次の穴へ移りましょう。
広い範囲を探ることで、居着きのカサゴを効率よく見つけられます。
2. 穴の「奥」まで届ける
浅い場所に仕掛けを落としても、カサゴは穴の奥深くに隠れています。
穴の入口ではなく、奥まで仕掛けが届くように、糸を十分に送り込んでください。
奥に届いた瞬間にアタリが来ることがほとんどです。
3. 夕方〜夜がチャンス
日中は穴の奥に潜んでいるカサゴも、夕方になると餌を求めて外に出てきます。
特に日没前後の1〜2時間は、カサゴが最も積極的にエサを追う時間帯です。
夕方から釣行する「夕まずめ釣り」が、カサゴ穴釣りの黄金パターンです。
浜名湖の初心者おすすめポイント
足場が良く、カサゴのストック量が多いポイントを選びましょう。
新居海釣り公園

T字堤の足元や石積み周辺はカサゴの宝庫です。
柵があるため安全性が高く、子ども連れでも安心して楽しめます。
砂揚げ場(新居)

岸壁の継ぎ目や船着き場周辺にカサゴが多く潜んでいます。
護岸沿いを歩きながら探り釣りをするスタイルが向いています。
釣れたカサゴの扱い方
カサゴには背ビレに鋭い棘(とげ)があります。
素手で掴む際は、背ビレを手のひらで押さえるように持つか、タオルで包んで持つと安全です。
15cm以下の小さなカサゴは、将来のためにリリースしましょう。
リリースするときは、ダメージを最小限にするために素早く水に戻してください。
まとめ:ボウズ知らずの「鉄板魚」を狙おう!
カサゴ釣りは、魚がそこにいればすぐに答えが返ってくる正直な釣りです。
「今日はとにかく一匹釣りたい」「子どもに釣りを体験させてあげたい」そんな時は、迷わず穴釣りへ。
通年狙えて、特に冬は他の魚が難しい中でも安定して釣れます。
釣れたら持ち帰れば煮付けや唐揚げで絶品の食卓になります。
Tip
根掛かりを恐れない! 穴を攻める釣りはどうしても針が引っかかりやすいです。予備のブラクリは多め(5〜10個)に持っていくのが、一日楽しむための秘訣です。
Caution
15cm以下の小さなカサゴは、将来のためにリリースをお願いします。

釣れたカサゴは煮付けにすると絶品です!