「釣!浜名湖」をご覧いただきありがとうございます! 浜名湖の釣りを語る上で外せない、表浜名湖の超メジャーポイント 「網干場(あみほしば)」 。
初心者がサビキでアジを狙う光景から、ベテランが1ミリ単位のタナ調整でクロダイを仕留めるシーンまで、浜名湖の釣りのすべてが凝縮された場所です。本記事では地形データ・潮の読み方・安全とマナーについて徹底解説します。
網干場の「特定の沈み根」や「砂地の盛り上がり(貝殻の島)」まで踏み込んだミクロな攻略ポイントは、こちらの深掘り記事で。 今切口エリア深掘り攻略ガイド
ポイント概要と詳細アクセス
網干場は舞阪漁港の南側に位置し、浜名湖と太平洋を繋ぐ 「今切口(いまぎれぐち)」 に非常に近いエリアです。その名の通り、漁師さんが網を干す作業場として今も使われている現役の漁業施設です。
駐車場情報
路上駐車スペースはなく、警察の巡回も多いエリアです。必ず指定駐車場を利用してください。
舞阪表浜駐車場(網干場に最も近い有料駐車場)
- 料金: 1回410円
- 収容台数: 約100台以上
- 設備: 清潔なトイレあり。車からポイントまで徒歩数分
周辺の釣具店・コンビニ
- コンビニ: セブンイレブン浜松舞阪店(車で約3分)
あけぼの釣具店(車で約3分)
- 営業時間: 8:00〜22:00(土日5:00〜)
- 今切口・舞阪エリアに特化したエサ・タックルが揃う。サーフ用ルアーも充実。
弁天島釣りセンター(車で約5分)
- エサ・仕掛の現地調達に便利。当日の釣果情報も聞ける。
水中地形と「網干場」の構造
釣果を伸ばすために最も重要なのが地形の把握です。網干場は足元から沖にかけて明確なゾーンがあります。
① 根固め石エリア(足元〜約5m)
護岸の崩落を防ぐための大きな根固め石(沈み石)が沈んでいます。
- 特徴: カサゴ・メバル・クロダイなどの居付き場所
- 攻略: ヘチ釣り・穴釣りが有効。根掛かりに注意
② 砂地エリア(5m〜沖)
沈み石の先は一気に砂地に変わります。
- 特徴: シロギス・カレイ・マゴチ・ヒラメのホットゾーン
- 攻略: 遠投して砂地の「カケアガリ」を探すのが定石
③ ミオ筋(水路)
今切口に続くメインの水路(ミオ筋)が近くを通っており、大型の回遊魚はこの深みに沿って移動します。
Tip
潮読みのコツ 今切口が近いため、潮位の変動による流れは川のようになります。特に 「下げ潮(出潮)」 時は仕掛けが流されやすいため、サビキなら10号〜、投げなら20号〜のオモリを用意しておきましょう。
シーズン別の狙い目
網干場は「通年で何かが釣れる」場所ですが、シーズンごとに狙い方が大きく変わります。
春(3月〜5月):乗っ込みクロダイの聖地
産卵のために深場から浅場へ差してくる 「乗っ込み」のクロダイ が狙い目。
- 戦略: ウキフカセ・前打ちで沈み石のキワをタイトに攻める

夏(6月〜8月):サビキ・タコ・夜のアジ
海水温の上昇とともにサビキ釣りが本格化。常夜灯下での夜釣りアジも狙えます。
- 戦略: タコエギを足元に落とすタコ狙いも夏の裏メニュー

秋(9月〜11月):数釣りのベストシーズン
最も魚種が豊富な時期。シロギス・カワハギ・青物と何でもござれ。
- 戦略: 日中は投げ釣りでキスを狙い、夕まずめからルアーでシーバスを狙うリレー釣行がおすすめ


冬(12月〜2月):投げのカレイと夜の根魚
北風を背後から受けられる地形のため、比較的穏やかに釣りできます。
- 戦略: じっくり待ちの「カレイ」投げ釣り、またはソフトルアーで根魚を攻める


安全上の注意と「毒魚」への対処法
絶対素手で触らない毒魚たち
浜名湖には以下の魚が多く生息しています。
- ゴンズイ: ヒレに鋭い毒針。刺されると数時間〜数日激痛
- ハオコゼ: カサゴに似るが背ビレ全体が毒針
- アイゴ:「バリ」とも呼ばれ、ヒレのトゲ全体に毒
- クサフグ: 皮や内臓に猛毒。絶対に食べないこと
刺された時の応急処置
「40〜45度のお湯」 に患部を浸けてください。魚の毒はタンパク質性のため熱で不活性化されます。これはあくまで応急処置。必ず病院を受診してください。
網干場周辺の浅瀬(特に南側の砂浜方面)で立ち込みを行う際は アカエイ に厳重注意してください。尾の毒棘はウェットスーツも貫通します。移動の際は必ず 「すり足(エイガード歩行)」 を行いましょう。
舞阪港周辺は 路上駐車に対して非常に厳しい エリアです。通報や警察の巡回も頻繁に行われます。必ず舞阪表浜駐車場を利用し、釣り場存続にご協力ください。
まとめ:網干場を攻略して浜名湖マスターへ
網干場は、クロダイ・シーバス・アジ・タコ・カレイなど多彩なターゲットが通年で狙える、表浜名湖屈指のメジャーポイントです。
- 乗っ込みクロダイは3〜5月、ウキフカセ・前打ちで沈み石のキワを攻める
- サビキ釣りは10号〜のオモリで激流に対応する
- 夏のタコはテトラの際をタコエギでトントン探るのが基本
- 夕まずめ〜夜間のシーバスはミオ筋沿いのドリフトが有効
- カレイ・キスは砂地エリアへの遠投でカケアガリを狙う
- 毒魚(ゴンズイ・ハオコゼ・アイゴ)は必ずフィッシュグリップで対処
- 駐車は舞阪表浜駐車場(1回410円)を利用し路上駐車は厳禁
圧倒的な魚影の濃さとアクセスの良さを誇る網干場。地形を読み、潮を読み、そしてマナーを守る。これが網干場を楽しむ最高の方法です。
初心者ファミリーはサビキで楽しめる一方、乗っ込み期のクロダイはウキフカセや前打ちのスキルが問われるため、難易度の幅が広い懐の深いポイントです。通年釣行可能で、特に春と秋がベストシーズン。ファミリー層にも十分おすすめできます。
Important
網干場は漁師さんが網を干す作業場を間借りしているポイントです。作業が始まったら速やかに場所を空け、ゴミ・コマセは必ず持ち帰りましょう。釣り場存続はアングラーのマナーにかかっています。