「釣!浜名湖」をご覧いただきありがとうございます! 淡水と海水が複雑に混じり合う、生命力溢れる汽水域の要所 「新川河口(しんかわかこう)」 。
佐鳴湖から流れ出る新川が浜名湖へと注ぎ込むこのポイントは、豊富なプランクトンを求めてベイト(小魚)が集まり、それを追って大型のシーバスやキビレが回遊してくる絶好の狩場です。「雨後の濁り」や「河川の下げ流れ」を味方につける、新川河口の攻略法を徹底解説します。
ポイント概要と詳細アクセス
新川河口は、浜名湖大橋の東側に位置し、雄踏(ゆうとう)総合公園に隣接するエリアです。民家が隣接するエリアが多く、静かな環境での釣りが楽しめます。
駐車場
雄踏総合公園駐車場(公園内・約50台)
- 料金: 1回310円
- 公園のゲートを入ってすぐ左手に駐車場があります。駐車場から河口まで徒歩5〜10分程度。路上駐車は即通報・取り締まり対象となりますので、必ずこちらを利用してください。
トイレ・コンビニ
- トイレ: 雄踏総合公園内に完備。夜間は中之島駐車場のトイレ等を利用することになります。
- コンビニ: 周辺にあり(車で約5分圏内)。食料・飲み物は出発前に準備しましょう。
- JR弁天島駅または舞阪駅から、タクシーやレンタサイクルでのアクセスが現実的です。
- 夏季は公園内の屋外プール「亀崎ファミリーランド」もオープン。家族サービスと釣りを組み合わせた釣行にも最適です。
近くの釣具店
フィッシング沖(村櫛方面・車で約10分)
- 営業時間: 6:00〜19:00
- キビレ・シーバスに強い専門店。シーバスルアーの品揃えが充実しています。
あけぼの釣具店(舞阪町・車で約15分)
- 営業時間: 8:00〜22:00(土日5:00〜)
- エサ・タックルが豊富に揃う表浜名湖エリアの主力釣具店。
水中地形と「新川河口」の攻略
攻略のキーワードは 「流れのヨレ」 と 「底質の変化」 です。
① 河川の流れと潮のぶつかり
新川からの流れと、浜名湖本湖の潮の上げ下げがぶつかる地点には、複雑な「ヨレ(反転流)」が発生します。
- 特徴: シーバスが効率よく餌を捕食するために、このヨレの中にステイしています。
- 攻略: ミノーやシンキングペンシルを流れに乗せ、ヨレの境界線を通過させることでバイトを誘発します。
② 晩秋のハゼ溜まり
河口部は泥砂混じりの底質で、秋が深まると良型のハゼが密集します。
- 特徴: 「落ちハゼ」のシーズン、水温の安定する深場へ移動する前のハゼが溜まるポイントです。
- 攻略: 5〜8号程度の軽い重りを使ったチョイ投げで、底をゆっくりズル引きます。
Tip
雨上がりの「濁り」はチャンス 新川は雨が降ると適度な濁りが入ります。この濁りは魚の警戒心を解き、日中でもルアーやエサへの反応が劇的に良くなる「爆釣フラグ」です。
新川河口のメインターゲットと季節の戦法
汽水域ならではのターゲットの入れ替わりを楽しみましょう。
シーバス — なぜここで釣れるのか
新川が運ぶ栄養豊富な水と汽水域特有のベイト密度の高さが、シーバスを常に引き寄せます。河口の流れのヨレは天然の餌場となっており、春のバチ抜け期(3〜5月)と秋の落ちアユ期(10〜11月)が年間を通じて最大のチャンスです。夜間の下げ潮時がゴールデンタイムで、60〜70cmクラスが主体です。

春(4月〜6月):バチ抜け・ハクパターンのシーバス
春の風物詩、バチ抜けに合わせてシーバスが河川へ入ってきます。細身のルアーを使い、弱々しく水面を流します。吸い込むような小さなアタリを逃さないよう集中しましょう。

夏(7月〜9月):クロダイ・キビレのトップゲーム
水深が浅いため、ルアーをダイレクトに視認させて食わせるトップウォーターが熱い季節です。ポッパーやペンシルを使い、河川の壁際やブレイク(斜面)を丁寧に探ります。

秋(10月〜11月):落ちハゼの数釣りとマゴチ
初心者からベテランまで、最も楽しめるのがこの季節です。投げ釣りでハゼを確保しながら、そのハゼを泳がせて大型のマゴチを狙う「わらしべ長者」的な釣りも面白い。

冬(12月〜2月):穴場のカレイポイント
護岸周辺は知る人ぞ知るカレイのポイントです。100m程度の遠投が必要ですが、航路の深みを狙い撃つことで、座布団級のカレイが飛び出すことも。

河口域でのエチケットと安全
- 路上駐車の禁止: 駐車場代を惜しんでの路上駐車は、即通報・警察の取り締まり対象となります。必ず雄踏総合公園駐車場へ。
- 夜間の騒音注意: 周囲は閑静な住宅街です。車のドアの開閉や話し声は、日常生活を送る方々への配慮を忘れずに。
- 急な増水への警戒: 上流で雨が降った場合、晴れていても急に水位が上がることがあります。河川内への立ち込みには十分注意してください。
新川河口周辺の浅瀬でウェーディング(立ち込み)を行う際は アカエイ に厳重注意してください。特に砂泥底は彼らの隠れ家です。移動の際は必ず 「すり足(エイガード歩行)」 を徹底してください。
新川河口周辺(特に北側の住宅地周辺)は 路上駐車厳禁 です。必ず雄踏総合公園の駐車場を利用しましょう。釣り人のマナーが試されるポイントです。
まとめ:汽水が生む豊かな恵みを体感する
新川河口は、シーバス・ハゼ・クロダイ・キビレ・マゴチ・カレイなど多彩なターゲットが狙える汽水域の好ポイントです。
- 春のバチ抜け期(3〜5月)は夜間下げ潮時に細身ルアーをデッドスロー
- 雨上がりの濁りはシーバス爆釣のチャンス——迷わず出撃を
- 秋(10〜11月)の落ちハゼは5〜8号の軽い仕掛けでチョイ投げ
- ハゼを泳がせてマゴチを狙うのも楽しい
- 冬のカレイは遠投100m先の深みを狙い打ち
- 増水時の河川立ち込みは厳禁
- 駐車は雄踏総合公園駐車場(1回310円)を必ず利用
川と湖が交わるその一瞬のタイミングを読み解き、価値ある1匹との出会いを楽しんでください。難易度は低く、ファミリーや初心者にも対応できるポイントです。特に秋のハゼ釣りはお子様の「初めての1匹」に最適です。
Important
釣り場で出たゴミは必ず持ち帰りましょう。特にハゼ釣りの仕掛けやエサの袋は散らかりやすいため、注意が必要です。