私(さしし)が5月の「GWキス釣り」を体験したのは、砂揚げ場(新居漁港)の対岸エリアでした。
ゴールデンウィーク後半の午前中、まだ日差しが強くなる前のひんやりとした空気の中で仕掛けをちょい投げすると——5分も経たないうちに「プルプルッ」という独特の振動が手に伝わってきました。
「もしかして、もう釣れた?」と思いながらゆっくり引き上げると、キラキラと光る18cmのシロギスが針に掛かっていました。
その後は誘いのリズムをつかんで「投げる→ズル引き→停止→アタリ」のサイクルが回り始め、2時間で18匹の釣果となりました。
「ちょい投げ」ってこんなに楽しいのか、と驚いた日でした。
「浜名湖で最も手軽で楽しい釣りは?」と聞かれたら、多くの人がキス釣りと答えるでしょう。
5月に入ると海水温が上がり、冬を深場で過ごしたキスたちが一斉に浜名湖の内入りへと接岸します。
この時期のキスは型も良く、何より「ちょい投げ」で誰でも簡単に狙えるのが最大の魅力です。
今回は、GW(ゴールデンウィーク)前後にぜひ訪れたい、浜名湖のキス釣りポイント5選をご紹介します。
なぜ5月の浜名湖はキス釣りに最適なのか?
5月のキス釣りには、ファミリーや初心者におすすめの理由が揃っています。
接岸のピーク:群れが大きく、近場まで寄ってくるため遠投が不要です。
水温18〜22℃は浜名湖でも5〜7月にだけ訪れる「キスの黄金水温帯」で、浅場の砂地で密な群れを形成します。
外道が少ない:厄介なフグやエサ取りが本格化する前で、キスを狙い撃ちしやすいです。
夏になると増えるクサフグやベラが少ない5月は、「エサを投げればキスが来る」という快適な状況が続きます。
天候が穏やか:暑すぎず寒すぎない、最高の釣りシーズンです。
GW中は朝晩が涼しく、長時間釣りを楽しめます。
5月のシロギス攻略ポイント5選
浜名湖で「キスを外さない」ための厳選ポイントを紹介します。
1. 新居弁天海釣公園周辺
足場が良く、キスが溜まりやすいミオ筋を狙いやすいポイントです。
T字堤周辺はキスの回遊ルートになっており、GW中でも安定した釣果が期待できます。

2. 砂揚げ場(新居漁港)
車横付け可能で、手返し良く数釣りが楽しめます。
3番ミオの縁が狙い目で、タナを変えながら探ると良型が連発することがあります。

3. 中之島公園周辺
潮の流れが穏やかで、キスの群れが落ち着きやすいエリアです。
砂地とアマモ帯の境界を丁寧に探ると20cm超えの良型が出やすいです。
4. 今切口 舞阪堤(内側)
本格的な投げ釣りファンも集う、キスの回遊ルートです。
潮が動く時間帯に遠投を試みると、沖を回遊する銀ピカのキスに出会えます。
5. 乙女園(うなぎ観音)周辺
穏やかな内湾で、手前の浅瀬までキスが寄ってきます。
ちょい投げでも十分勝負でき、家族連れに特に人気のポイントです。
初心者でも簡単!「ちょい投げ」タックルと仕掛け
特別な道具は必要ありません。
竿:コンパクトロッドやライトゲーム用(2〜3m)で十分です。
リール:小型スピニングリール(2500番程度)にナイロン2〜3号。
仕掛け:「ちょい投げキス2本針」セットが根掛かりも少なく扱いやすいです。
オモリ:5〜10号の天秤オモリ。
ささめ針(SASAME) キス 仕掛け
吸い込み重視の競技用形状。浜名湖の繊細なキスのあたりを確実に捉えます。初心者でも扱いやすい3本針仕掛け。
ミニジェット天秤 2JO-S 8号
浜名湖のちょい投げに最適な超小型天秤。仕掛けの絡みを防止し、キスの繊細なアタリをダイレクトに竿に伝えます。
釣果を2倍にする3つのコツ
「ズル引き」で探る:投げて終わりではなく、ゆっくりとリールを巻き、底をズルズル引きずってキスの居場所を探ります。
移動しながら「ランガン」で広い範囲を探ることで、群れのいる場所を素早く特定できます。
アタリがあったら止める:「プルプルッ」とアタリが来たら、巻くのを止めて1〜2秒待つと針掛かりが良くなります。
焦って強く合わせると針外れが増えるため、止めてから「ゆっくり持ち上げる」感覚が正解です。
鮮度の良い「ジャリメ(赤イソメ)」を使う:キス釣りには、細くて吸い込みやすいジャリメが最強のエサです。
1cm以下に短くカットして針に刺し、タラシを最小限にすることでフッキング率が上がります。
まとめ:GWは浜名湖で「海の女王」に出会おう
5月のキス釣りは、浜名湖の豊かさを最も手軽に感じられる釣りです。
砂地のポイントを丁寧に探り、「ちょい投げ」仕掛けで気楽に楽しみ、釣れたてのキスの天ぷらを味わう——この3ステップで、家族や仲間との最高な休日が完成します。
Tip
「アタリが出た場所を覚える」が5月キス数釣りの秘訣! 5月のキスは群れで移動するため、一度アタリが出た場所を覚えて次の投入時に同じ距離・方向を狙うのが数釣りのコツです。 リールのラインカラーや番手(ハンドルの回転数)で距離を再現することで、同じポイントを繰り返し攻めることができます。 「アタリが出た方向」を時計で例えると(「11時方向に投げて12巻きで当たった」など)で覚えておくと、次の投入も精度が高くなります。
マナーについて:GW期間中は釣り場が非常に混雑します。投げる方向は必ず周囲と合わせ、仕掛けのオマツリを防ぐよう心がけましょう。また、釣れたキスは持ち帰って天ぷらにするのが一番の楽しみ方ですが、持ち帰れない場合は元気なうちにリリースしてください。エサのゴミや仕掛けの袋は必ず持ち帰り、美しい浜名湖の砂地を次の釣り人のために守りましょう。
