浜名湖でメバル・カサゴを安定して釣るために最も重要なのは、「その場所に根魚が居着いているかどうか」を見極めることです。
回遊性が低く一か所に定住する根魚は、「釣れる場所」と「そうでない場所」がはっきり分かれます。
良いポイントは1年通して同じ場所に同じ魚が居着いており、一度見つければ繰り返し通えるホームグラウンドになります。
私(さしし)は浜名湖で7〜8年通い続けているカサゴポイントがあります。
新居弁天の堤防から少し離れた石積みの角で、毎年同じ場所から同じサイズのカサゴが釣れます。
カサゴは縄張り意識が強く、釣られた後も同じ時期に次の個体がその場所に入ってくるため、一度見つけたポイントは永続的に使えます。
メバル・カサゴが集まる「場所の条件」
条件1:立体的な構造物の存在
根魚の共通条件は「隠れられる立体構造物があること」です。
テトラ・石積み・岩礁・護岸の継ぎ目・船の係留ロープ・沈み根など、何らかの「物陰」が必要です。
平坦な砂泥底だけでは根魚は生息できません。必ず立体的な構造物を探します。
条件2:甲殻類・小魚が豊富
カサゴ・メバルの主食はエビ・カニ・小魚・ゴカイです。
カキ・フジツボが付着した岩礁やテトラ周辺は、これらの餌生物が豊富で根魚の密度が高くなります。
種の違いによる生息水深の差
メバルは水深3〜10mの中層〜表層を好み、カサゴは水深1〜10mで底べったりの生活をします。
同じポイントでも、底を探ればカサゴ、中層を狙えばメバルという使い分けができます。
浜名湖根魚実績ポイント
ポイント1. 新居弁天海釣公園(T字堤)
初心者からベテランまで年間を通して人気のポイントです。

なぜ釣れるのか: T字堤防の足元の石積み・沈み根は、カサゴの絶好の住処です。今切口から入ってくる潮が石積みに当たり、甲殻類・小魚が豊富に集まります。夜間は常夜灯が点灯するため、メバリングにも最高の環境です。
カサゴ攻略: 穴釣りでテトラの隙間を丁寧に探ります。底の石積みに付いたカキ殻帯を重点的に攻めると良型が出やすいです。ブラクリ仕掛けにガーゴイルやエビを付けて落とし込みます。
メバル攻略: 夜間の常夜灯周辺で、ジグヘッド+ワーム(シャッドテール・グラブ系)をゆっくり巻くメバリングが効果的です。常夜灯の明暗境界線付近に集中して投げます。
シーズン: カサゴは年間を通して釣れ、メバルは水温が下がる冬(11〜3月)に最も活性が高くなります。
ポイント2. 網干場(舞阪港)
岸壁の継ぎ目や古い構造物の周りに根魚が密集するエリアです。

なぜ釣れるのか: 古い岸壁の継ぎ目・大型船の係留ロープ・水中の沈み根が根魚の住処になっています。特にメバルが浮いてきやすい環境で、夜間のライトゲームに最適です。
メバル攻略: 夜間に常夜灯の明暗部付近を、ジグヘッド0.5〜1gにワームをセットしてゆっくり巻きます。ワームの動きが自然になるよう、できるだけゆっくり引くのがコツです。
カサゴ攻略: 岸壁の際(1〜2m以内)をブラクリ仕掛けで落とし込み、ゆっくり底を探ります。岸壁に張り付いているカサゴが即座に反応します。
特徴: 船が入ってくる時間帯(早朝・夕方)は釣り場が制限される場合があるため、事前に港湾管理者への確認をおすすめします。
ポイント3. 弁天島海浜公園
足場が良い遊歩道沿いでロックフィッシュゲームができます。

なぜ釣れるのか: 遊歩道下の石積み護岸にカサゴが潜んでいます。鳥居周辺のシャローエリアは、夜間にメバルがエサを求めて接岸してきます。
メバル攻略: 夜間のウキ釣り(電気ウキ+オキアミ)またはメバリングが有効です。鳥居の明かりがある場所では特に食いが良くなります。
カサゴ攻略: 石積みの際を落とし込み釣りで探ります。水深が浅い(1〜2m)ため、ライトなタックルで繊細なアプローチが可能です。
ファミリー向け: 遊歩道は整備されており、子どもでも安全に釣りが楽しめます。観光地でもあるため、釣り以外の楽しみ方もあります。
ポイント4. 鷲津港・鷲津湾
風を避けやすく、穏やかな夜釣りが可能な穴場ポイントです。

なぜ釣れるのか: 鷲津港の消波ブロックは奥行きのある隙間(穴)が多く、良型カサゴの定評があります。港内は波が穏やかで、ウキ釣り・メバリングともにやりやすい環境です。
穴釣り攻略: テトラ・消波ブロックの隙間に専用の穴釣りタックル(短竿+ブラクリ+エサ)を落とし込みます。隙間に入れてゆっくり上下させるだけで良型カサゴが飛び出してきます。
メバリング攻略: 港の常夜灯周辺で軽量ジグヘッド(0.5〜1g)+ワームをゆっくり引きます。冬〜春は特に大型メバルが期待できます。
シーズン: 年間を通して釣れますが、カサゴは冬〜春が特に型が良く、メバルは11〜3月がベストシーズンです。
ポイント5. 砂揚げ場(新居漁港)
車を横付けできるため、寒冷期の釣りにも便利なポイントです。

なぜ釣れるのか: 岸壁の角や船の係留ロープ周辺、海底に堆積した貝殻などが根魚の住処になっています。港内は潮が緩やかで、繊細な仕掛けも使いやすいです。
攻め方: 岸壁の角・変化ある部分を重点的に落とし込みます。護岸の継ぎ目(段差や出っ張り)を探りながら、少しずつ移動して釣ります。
良い「根魚ポイント」を見分けるための3基準
基準1:「変化」があるか
まっすぐな護岸より、角(コーナー)・排水口・橋脚など変化がある場所の方が根魚の密度は高いです。
流れが変化する場所にはベイトが集まり、根魚もその周辺に定住します。
基準2:「沈みモノ」があるか
海底に岩・カキ殻・捨て石・廃棄物などが沈んでいる場所は根魚の住処になります。
干潮時に護岸際を観察して、水際に沈んでいる構造物を確認しておくと釣行に役立ちます。
基準3:「明暗」があるか(夜間釣行)
夜間、常夜灯の光と影の境界線はメバルの絶好の隠れ場所です。
暗がりに身を潜めながら、明るい部分を泳ぐベイトを待ち伏せしているのがメバルのパターンです。
明暗の「暗側」1〜2mにルアーを通すとメバルが食ってきます。
まとめ:「ホームポイント」を一か所見つけよう
根魚ポイントを効率よく釣るコツは、一つの場所に固執せず反応がなければ次へ移動することです。
しかし、良いポイントを見つけたらそこを「ホームグラウンド」として徹底的に通い込むことが、安定した釣果への最短ルートです。
根魚は同じ場所に繰り返し現れるため、潮回り・時間帯・季節の変化を記録することで、驚くほど精度の高い釣行計画が立てられるようになります。
Tip
テトラポットでの穴釣りは安全装備が必須! 穴釣りでテトラポットに乗る際は、ライフジャケットの着用と滑りにくい靴(スパイクシューズ)が必須です。 テトラは表面が滑りやすく、隙間に足が挟まると抜け出せなくなることがあります。 釣果を上げる前に、まず自分の安全を確保してください。
