投げ釣りで釣れたカレイの食べ方として、まず思い浮かぶのが「煮付け」ではないでしょうか。
骨から染み出る出汁と、甘辛い煮汁が染み込んだふっくらとした身は、ご飯のおかずにも、お酒の肴にもなる和食の定番です。
「煮汁の配合」と「煮るときの一手間」さえ覚えてしまえば、誰でも失敗なく作れます。
材料(2〜3人前)
| 材料 | 量 |
|---|---|
| カレイ(中型) | 1〜2尾 |
| 醤油 | 大さじ3 |
| みりん | 大さじ3 |
| 酒 | 大さじ3 |
| 砂糖 | 大さじ1.5 |
| 水 | 150ml |
| 生姜(薄切り) | 1かけ |
煮汁の比率は「醤油:みりん:酒:水=1:1:1:3」を基本とし、お好みで砂糖を足すと覚えやすくなります。
下処理:臭みを抜く一手間
1. ウロコとぬめりを取る
包丁の背を使い、尾から頭に向かってウロコをこそげ取ります。
カレイの体表のぬめりは、塩を振って軽くもみ洗いすると落ちやすくなります。
2. 内臓とエラを除去する
腹に切れ込みを入れて内臓を取り出し、エラも丁寧に取り除いて流水で洗います。
3. 霜降りにする
熱湯を全体にサッとかけ、表面が白くなったらすぐに氷水に取ります。
この「霜降り」の工程が、臭みを抑える最大のポイントです。表面のぬめりや汚れが固まって取れやすくなるので、流水で優しく洗い流しましょう。
ふっくら仕上げる煮方の手順
1. 煮汁を煮立たせる
フライパンや浅めの鍋に、醤油・みりん・酒・砂糖・水・生姜を入れて中火にかけます。
煮汁がフツフツと煮立ってから魚を入れるのがポイントです。
2. カレイを入れて落とし蓋をする
皮目を上にしてカレイを並べ、煮汁をスプーンで身全体に回しかけます。
クッキングシートなどで落とし蓋をし、中火〜やや強火で10〜12分煮ます。
3. 煮汁を煮詰めて照りを出す
落とし蓋を外し、煮汁を時々かけながら1〜2分煮詰めてとろみと照りを出します。
Important
長く煮すぎないのが「ふっくら」の秘訣 カレイは身が崩れやすい魚です。 煮込み時間を長くするより、煮汁を頻繁にかけながら短時間で仕上げる方が、身がふっくらと美味しく煮上がります。
アレンジ:卵とじ・生姜たっぷり仕立て
煮汁が少し残ったら、溶き卵を回し入れて軽く火を通す「卵とじ」にすると、もう一品として楽しめます。
生臭さが気になる場合は、生姜の量を通常の1.5〜2倍に増やすと、より食べやすい仕上がりになります。
よくある疑問
Q:煮汁が余ったら使い回せますか?
冷蔵庫で2〜3日は保存可能です。
次に煮魚を作るときに継ぎ足して使うと、煮汁に深みが増していきます。
Q:エンガワの部分も美味しく食べられますか?
カレイのヒレの付け根にあるエンガワは、コラーゲンが豊富でゼラチン質のとろりとした食感が楽しめます。
煮崩れしやすい部分なので、骨に沿って箸でほぐしながら食べるのがおすすめです。
まとめ:投げ釣りの定番魚を、定番の味で
カレイの煮付けは、特別な道具がなくても作れる家庭料理の王道です。
霜降りでひと手間かけることと、煮汁の黄金比を覚えることで、誰でも失敗なく美味しく仕上がります。
骨際の身まで丁寧に味わって、釣ったカレイを余すことなく楽しんでください。

